黒剣のクロニカ ダリドとダリス

■ダリド・ダリス

ダリド(真の姿) ダリス(真の力)である。
ダリドは、人馬、鳥、牛人、ドリドなど様々。

ダリスは、フランの場合、再生。 トウメスの場合、怪力。 木製品の生成など様々である。

このダリド、ダリスは古代アトランティス大陸に関係するようである。


▲根拠ログ

遥か往古、高度な文明を誇った。
アトランティス大陸は、海中に没した。
遺民たちは多島海各地に散らばり、幾多の都市国家を建設した。
嘗ての文明の精華は大凡が喪われたが
市民たちはその僅かな名残として水鏡から真の姿(ダリド)
真の力(ダリス)を引き出すことを未だ憶えていた。

トウメスは、コフの勇者だ。 戦争のたびに大活躍し、齢十九にして既に数百人の戦士を仕留めたという。
貴族の子らしからぬ、最前線に立って戦うところから市民の人気も高いという。
ダリスは、怪力。 ダリドは僕も知らない。 p17

建市以来200年ちかく、この国は一度も奴隷反乱は起きたことがない。 p22
つまり一対10でも問題ないほどに、力の差がある。 というわけだ、いまいましいダリド、ダリスめ。

ウラミという僕より二つ上の人物だ、
母方の国の出なのだが、コフと母方の国が戦う前に難民として流れ着いたので奴隷化されることもなく、ここにいる。p23

彼のダリスが医術方面で大変有用なせいだった。 p23


ダリドを覚醒させる水鏡には市民に限るという制約があるのだが、抜け道として他国の市民でも使えた。
難民の中には食うに困って覚醒を選ぶものが多い。外れなら死ぬことも多いが、彼の場合はそこそこ当たって、それで
商売ができている。 p23

神官は、手なのか枝なのかを振るうと、次々と武器を出現させた。 空中に剣が、投げ槍が、槍が、楯が
次々と浮かんでは落ちて積み重なる。 p26

この神官のダリスは、木製品の出現で、でたらめなことに一部が木製というだけでも問題なく出現させることができるらしい。p26

水鏡の話は本当だ、お前は勇気がないからダリスを得たところで大したものにはならんだろうが、ともあれそれさえあれば
自分で稼ぐことも少しはできるだろう。p57

人馬って一日に二時間寝ればいいの p94
ダリドが人馬だったの。 p103 (イルケの)

普通貴族の子女は、間違ってもダリドを得たりはしない。理由は簡単で
婚姻に支障が出るときがあるから。 p103
ダリドが人馬というのは聞いたことはなかったけど、確かに牛とかあるんだから馬だってありそうな話だ。 
 悲惨なものになると髪が蛇というのもあったという。
もちろんその女性は自殺することになった。
 水鏡を見てダリドを得るのは都市国家市民の神聖な権利の一つながら、最近は裕福な市民の娘だって
水鏡を見ようとしたりはしない。 p103

水鏡はその人の本当の願いをダリドにするという p104

牛人、それがトウメスのダリドだ。 p167
オルドネーのダリド 鳥 p172
半鳥半人などではなく、完全な鳥だ。これは珍しい。 p172

見たこともない素材でできた鏡をオルドネーが出してきた。
 小さい手鏡だが、金属を磨いた鏡ではありえないくらい、綺麗に僕の顔が映っている。
はるか昔に沈んだアトランティスの遺物か何かか。 p181

鏡に映る僕の姿がぐにゃりと歪んで、そして元に戻った。 p182

水鏡って、水じゃないの? 
ああ、神殿においてあるのは、そうですね。 これはうちの家宝なんです。 p182
奴隷商が使えない奴隷に価値を作ろうとして水鏡を使うことはある。 p183

イリューイリドは、僕を睨んだ後、畳んでおいた服の中から木の人形を取り出した。 三体置いて
手をかざす。 木の人形が立ち上がって並んで踊っている。 
私のダリドは、ドリド、ダリスは木の人形を操ることです。大きい人形も扱えますし、数千くらいなら
すぐに扱えます。 まあ火に弱いのですけど・・・・・でも、兵士としてもなかなかの働きができます! 
人形使いのダリス  p187


イリューイリドは木の人形を自在に複数操れるんだよね。  はいっ
ある程度数が揃ったら人形で人形を作ればいいと思うんだけど、それで鼠算的に数が増やせると思うんだ。
最初に20体あれば、四回作る時間で320になると思うんだけど。
イリューイリドは雷に打たれたような顔をしている。 なるほど。
自分のものであろうと、ダリスの使い方を分かっていない時はあるらしい。 p195

皆びっくりしていました。すごい速度で怪我が治っていくので p224
僕の身体に何が起きたのか・・・
ダリスでしょ。
僕のダリスは分かった。 再生らしい。 傷の直りが速い。 p225

最終更新:2017年01月03日 03:04