<目次>
■このページの目的
TV報道で不法入国カルデロンのり子一家はどのように報道されたのか、また彼らの支援者がどのような連中か、そして両親帰国後の彼らの行動をまとめたページ
■概要
自民・赤池 誠章 衆議院議員ブログより
http://megalodon.jp/2009-0417-0939-43/blogs.yahoo.co.jp/masaaki_akaike/58471446.html
カルデロン一家の顛末の件
2009年4月13日(月)不法滞在のカルデロン父母がフィリピンへ強制退去処分
4月13日(月)は、不法滞在をしていたカルデロン父母がフィリピンへ強制退去処分となる日です。マスコミは各社一斉にその顛末を報道しました。一人娘のノリコさんに焦点-をあて、家族を引き裂くことの非情を訴え、
在留特別許可の裁量権を持つ法務大臣の「決断」を求める内容となっています。私は、この報道を聞いて、唖然とするばかりです。
今回の事件の経緯は以下です。平成20年1月17日の東京地裁判決文より要約します。
カルデロン父母はフィリピン生まれで在住時代から恋人関係で、マニラ市内の大学を中退して、日本で就労して多くの収入を得るために、ブローカーから他人名義のフィリピン旅-券を入手して、
平成4年に母となるカルデロン・サラ・ビオラが、翌年平成5年に父となるカルデロン・アラン・クルズが相次いで不法入国します。さらに、それぞれ、他人名義-で外国人登録をします。平成7年には長女である
ノリコが日本で生まれ、入管法の在留資格取得を申請することなく、長女も不法残留となりました。
カルデロン父の家族は、兄を除いて、両親2人、姉1人が、不法残留歴があります姉は残留特別許可をもらい、日本にいます。
カルデロン母の家族は、弟一人を除いて、両親2-人、弟妹の4人に不法在留歴があります
弟と妹の2人は定住者の在留資格を取得して日本にいます。カルデロン父母の両親や家族は、ほとんどが不法入国または不法残留したこ-とがあり、日本において同居もしており、親族関係にある者が感化しあって
集団で入管法違反を繰り返しており、日本の法律を遵守しようという意識が極めて希薄であると判決-でも指摘されています
平成13年父が長女ノリコを認知し、平成18年2月父母が婚姻をします。その年の7月母が入国管理法違反により警察に逮捕されます。8月に父及び長女が東京入国管理局に出-頭し、不法滞在であったことを申告します。
9月には母親がさいたま地裁において、入管法違反により懲役2年6月、執行猶予4年の判決が言い渡され、東京入管に収容されます-。10月父及び長女が仮放免となり、11月に一家3名に退去強制令書が発布されます。
ところが、12月になって一家3名が東京地裁に退去発布処分取消等請求訴訟を提訴します。続いて、入管に再審査情願申立てをします。平成19年5月に母親が仮放免となりま-す。平成20年1月東京地裁において国側が
勝訴判決、5月東京高裁においても国側が勝訴判決、6月一家3名が最高裁に上告及び上告受理申立てを行います。9月一家3名、最-高裁において上告が棄却され、上告不受理の決定がなされ、同日刑が確定したわけです。
行政処罰だけでなく、裁判でも適法であることが認定されております。
ブローカーをから他人名義の旅券を入手して相次いで不法入国した入管法違反、さらに他人名義で外国人登録した外国人登録法違反、そして、長女ノリコも在留資格を申請しない-入管法違反の三重の法律違反を
しています。
驚くことに、両家の家族のほとんどが不法入国、不法残留歴があり、協力し合って日本に入ってきていることです
それに対して、法務省は国会答弁でも明らかな通り、3月13日までにカルデロン家族3人が強制退去するか、長女ノリコだけは在留特別許可を出してもよいと通告しました。そ-して、カルデロン一家は長女を残して、
父母はフィリピンに強制退去することを選びました。そして、4月13日に父母がフィリピンに強制退去されたということです
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赤池議員:日本で就労して多くの収入を得るために、ブローカーから他人名義でフィリピン旅券を入手して、平成4年にサラさん、翌年平成5年にアランさんが
相次いで不法入国をしたと。さらに、それぞれ他人名義で外国人登録までしてると。そして、さらにさらに平成7年には、長女であるのり子さんが日本で生まれて、
入管法の在留資格取得を申請することなく、長女も不法残留となったと。これ、3重の罪ということになるわけでありますが、これは間違いないでしょうか、局長?
石川入国管理局長:(略)間違いない事実だと思います。
赤池:さらに問題なのは、そのアラン・サラ両家の家族でありまして、カルデロンのアランさんの家族は兄を除いて両親二人、姉一人が不法残留歴があると。姉は残留
特別許可をもらって日本に今現在いらっしゃると。そしてサラさんの母親の家族は弟一人を除いて両親二人、弟、妹の四人に不法残留歴があると。弟妹の二人は定住者の
在留資格を得て、現在日本にいると。カルデロン父母の両親家族はほとんどが不法入国、または不法残留したことがあって、現在日本においても、この二人が入ってきた時に同居もしてると
裁判の判決によると、親族関係にあるものが感化しあって集団で入管法違反を繰り返していて、日本の法律を遵守しようとする意識が極めて希薄であるということが、判決でも指摘をされている
ということでありますが、これは、入管当局としても事実でしょうか?認識なさってますか?
石川:(略)判決で指摘されているので、事実であろうと思います
■在日特権を許さない市民の会主催の抗議活動やその妨害活動
【在特会02】ニッポンの市民運動家【カルデロン一家問題】
2009年2月13日(金)在日特権を許さない市民の会による東京入国管理局前抗議活動
【在特会速報】カルデロン一家の残留許可を認めるな!東京入管抗議
2009年3月9日(月)東京入国管理局前東京入管による度重なる不法滞在カルデロン一家退去強制手続き延長に抗議
【速報!3.9東京入管前】桜井誠が犯罪助長メディアに説教
2009年4月11日に行われた在日特権を許さない市民の会主催の「犯罪左翼&外国人犯罪撲滅デモ in 蕨市」の様子です
4.11 【在特会】 犯罪左翼&外国人犯罪撲滅デモ in 蕨市
【速報】左翼2名逮捕!在特会国民大行進inカルデロン蕨市
毎日新聞埼玉版
デモめぐり市民団体小競り合い 蕨の比人長女在留特別許可で長女に在留特別許可が認められた蕨市のフィリピン人、カルデロン・アランさん(36)一家の処遇をめぐり、家族全員の国外退去を主張する
市民団体約100人が11日、市内でデモ行進を行った。JR蕨駅近くの公園で、このデモを「外国人排斥」と非難する市民団体と小競り合いになり、非難していた男性(37)がデモに使う横断幕を奪った
として蕨署に窃盗容疑で現行犯逮捕される騒ぎもあった。
麻生邸見学ツアーで逮捕された3人の一人が同名ですね。洞爺湖サミットで反対デモを行った団体の中にもこの名前があります。作家の雨宮某、フリーター労組で検索してみてください
05.50ぐらい デモ隊の横断幕がカルデロン一家支援者によって破かれる
06.45ぐらい 警察による逮捕を妨害するカルデロン一家支援者
07.04ぐらい 桜井氏を威嚇するカルデロン一家支援者
07.27ぐらい 威嚇するカルデロン一家支援者
08.09ぐらい カルデロン一家支援者「恥ずかしい日の丸野郎」・「そんな恥ずかしい旗よく持てるな」とデモ隊を野次る
15.13くらい 警察署でのカルデロン一家支援者の抗議活動、ペットボトルが投げ込まれる、デモ隊参加者の車が蹴飛ばされる、車に唾を吐きかけられる
17.04ぐらい 支援者逮捕
06.45ぐらい 警察による逮捕を妨害するカルデロン一家支援者
07.04ぐらい 桜井氏を威嚇するカルデロン一家支援者
07.27ぐらい 威嚇するカルデロン一家支援者
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15.13くらい 警察署でのカルデロン一家支援者の抗議活動、ペットボトルが投げ込まれる、デモ隊参加者の車が蹴飛ばされる、車に唾を吐きかけられる
■支援者・支援団体など
所属 人名 主にTVで表記された肩書き
いずみ橋法律事務 渡辺彰悟 『(TBS)一家を支援する弁護士』
神奈川大学 阿部浩己教授 『(TBS)不法滞在の問題に詳しい・国際法に詳しい』
山梨学院大学 荒牧重人教授 『(TBS)子供の人権問題に詳しい』
龍谷大学 田中宏教授 『(TBS)外国人問題に詳しい』
名城大学法学部 近藤敦教授 『(TBS)不法滞在の問題に詳しい』
中央大学文学部 山田昌弘教授
NPO法人 信愛塾 竹川真理子 『(TBS)NPO法人 長年外国籍の子供に日本語を教えてきた』
NPO法人 信愛塾 大石文雄 『(TBS)NPO法人』
APFS 吉成勝男 『(TBS)支援団体APFS』
アランの同業者 茂内清 『(TBS)一緒に働いてきた配管工事業』
のり子の同級生 池田英恵
TBSに出てきた専門家の解説(阿部浩己・荒牧重人・田中宏・渡辺彰悟)
■支援者・支援団体の詳細
2009年2月13日に行われた日本外国特派員協会での会見
アムネスティインターナショナル会員
帰国後アムネスティの会員となる。ちなみに奥様もアムネスティの会員で、2人はここで出会ったとか出会わないとか
田中宏(教授 龍谷大学)
(
ウィキ
)
龍谷大教授・一橋大名誉教授、日本・アジア関係史。中国人強制連行を考える会、定住外国人の地方参政権を実現させる日・韓・在日ネットワークなどの代表
「中国人強制連行を考える会」代表 「ノーモア南京の会 」 代表 「定住外国人の地方参政権を実現させる日・韓・在日ネットワーク」共同代表
「旧植民地出身高齢者の年金補償裁判を支える会全国連絡会」共同代表 「外国人学校・民族学校の制度的保障を実現するネットワーク」共同代表
山田昌弘(教授 中央大学文学部)
■カルデロンのり子が日本語しか喋れない件についての考察
まず一般論として外国人が日本において婚姻しその夫婦が同国人だった場合、家庭内で現地の言葉を日常会話とするだろうか?そこで考えられる点として
1 動画を見てもらえればわかるように平成21年の時点で両親の日本語が流暢でないこと、(父入国16年、母入国17年)平成4年に母となるカルデロン・サラ・ビオラが、翌年平成5年に父となるカルデロン・アラン・
クルズが相次いで不法入国平成7年にノリコ誕生、入国時日本語が話せない状態で16・17年滞在してあの程度の語学力ならば入国2年目から始まった育児で母国語を使用せずに子育てが出来たであろうか?
2 在特会の桜井氏が共同通信に確認したとこ「カルデロンのり子が日本語しか喋れない件は裏付けが取れていない」と発言
3 2009年3月父アランが収監された時母サラとの面会にタガログ語と日本語を混ぜながら会話している
http://megalodon.jp/2009-0312-1540-05/www.saitama-np.co.jp/news03/12/05x.html
4 TBS2009年3月13日放送のイブニングニュース・ニュース23を見ると父アランがのり子にあてた手紙は日本語表記ではない事
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■支援者側の動画
2009年4月11日に蕨市で行われた在日特権を許さない市民の会主催のデモをカルデロン支援者が撮影した動画ですがコメントは無効に設定されていたり動画の音声が一部削除されていたりします、またデモ参加側は
撮りっぱなしの動画があるのに対しこちら側はほとんど動画がありません
2009年4月11日(土)日本での滞在地位を求めるフィリピン人カルデロン親子を標的 に、「不法入国・不法残留外国人」を追い出せというキャンペーンを行い、一家を個人攻撃しています。「追い出 しデモ」は、
カルデロン一家の子どもが通っていた小学校、そして現在通っている中学校の前をわざわざ行進ルートに入れていました。これに対して「外国人排除デモに反対する会」のメンバー約30人が抗議の声を上げ、
その後トラブルがあり、2名の逮捕者が出たもようです。
2009年4月11日(土)埼玉県蕨市で4月11日土曜日、蕨市でわたしたちと共に暮らす外国人を追い出 そうという暴力的なデモが行われました。この「追い出しデモ」の 主催者(在日特権を許さない市民の会)は、
この地域に住む外国人 を「犯罪者」扱いして彼ら彼女らの生活を脅かそうとしています。特に日本での滞在地位を求めるフィリピン人カルデロン親子を標的 に、「不法入国・不法残留外国人」を追い出せという
キャンペーンを行い、一家を個人攻撃しています。信じられないことに「追い出 しデモ」は、カルデロン一家の子どもが通っていた小学校、そして現在通っている中学校の前をわざわざ行進ルートに
入れているので す。
4月11日に行われた「在特会国民大行進in蕨市」。果たして蕨市民の反応はどのようなものだったのか?
「国民=粗ちん」と掲げたプラカードを持つ女性、建物の上からデモに抗議する男性、デモに抗議する耳に何か挟んだ男性「一方通行じゃ話が通じないでしょ?話し合わないと始まらないから」
老人にインタビュー、動画撮影者は女性のようである
■両親帰国後の出来事
TBS 090912(報道特集)カルデロン一家 その後
2010/03/27 11:20 【共同通信】比少女が国連報告者と面会 両親退去で人権問題調査
http://megalodon.jp/2011-1229-0707-55/www.47news.jp/CN/201003/CN2010032701000195.html
不法滞在の両親が昨年4月に強制退去処分となり、一人だけ在留特別許可を与えられた日本生まれのフィリピン人カルデロン・のり子さん(14)=埼玉県蕨市立中2年=が27日、移民問題の調査のために来日した
国連人権理事会のブスタマンテ特別報告者と東京都内で面会した。のり子さんは「両親と離れて暮らすのはつらいし悲しい。いつか家族3人で日本で暮らせるよう頑張るので応援してください」と日本語で訴えた。
支援者の渡辺彰悟弁護士は、両親の強制退去の経緯を説明。「児童の権利条約を軽視している」と政府の対応を批判した。面会には、のり子さんのほか強制退去処分を受けた4家族14人の在日外国人が出席。
それぞれの現状を説明した。 ブスタマンテ氏は昨年2月、のり子さんと両親の処遇について、日本政府に文書で照会するなどの調査を開始。移民問題の特別報告者の来日は初めてで、のり子さんのケースを含む
■報道のあり方
カルデロンのり子の両親がフィリピンに帰国時(多分フィリピン)のニュース
のり子の顔にモザイクが掛かっています、子供の人権を言うのであればまずこの様に「犯罪者の子供」ということからのり子を隠してやるのが正解ではないでしょうか?日本ではどんなにひどい犯罪でも未成年の
犯罪は匿名モザイクが当たり前のように行われます、まして家族の犯罪であれば本人に罪ははりません、しかしTVはこぞってのり子を映しました。
■その他
のり子のブログ(今は閉鎖されて魚拓が残っている状態です)
http://megalodon.jp/2009-0114-0126-34/ameblo.jp/noredlac/entry-10083379294.html
http://megalodon.jp/2009-0114-1930-43/ameblo.jp/noredlac/entry-10184239733.html
興味深い書き込み
だまされないで!!カルデロンのり子さん
私はフランスから日本に来て正式な手続きをして日本に帰化しました。色々と大変なことがありましたが私が帰化をするときにも
人権だとか共生だとかそういうきれいな言葉を使って私を利用しようとする汚い大人達がいました。彼らがあるとき私に言ったんです。私達は心から日本が嫌いで日本人が憎いのだと。
そういう人たちにとって私達のような日本にいる外国人(特に女の子)は利用できる存在だそうです。私は日本が大好きですからそういう人達に利用されたくないと思い協力を断りました。
私を利用できないと知ると汚い言葉とともに去っていきました。今のあなたを見ているとそういう汚い大人達のビジネスに利用されていて、かわいそうで仕方がありません。
今は法律に従ってフィリピンに帰ることがあなたのためです。だまされないでほしい。このまま日本に残ってもあなたはそういう大人達に利用され傷つけられます。
つらいと思うけど、今は祖国に帰って汚い大人達の手から逃げてほしい。あなたをテレビで見ましたが本当に素直でかわいい人だと思う。
だから汚い大人のお金もうけになんて付き合わないで、もう一度チャンスを作るためにフィリピンに帰ることがあなたのためになる。そう信じています。
アレン 2009-01-14 16:39:12
本当はまだ言っちゃいけないんだけど
色々な応援をしてくれるおじさんおばさん達のお陰で私達いち族は日本に居れる事は決まりました
皆さん 本当にありがとうございました
のり子 2009-01-14 18:08:51
■まとめ
2009年10月9日、民主党千葉法相の手により、不法滞在で最高裁から退去処分を命じられた中国人姉妹に対して在留特別許可を出したことにより、最高裁の判決をねじ曲げることができる前例が
あっさりと作られてしまった。この一家に対して起きた一連の騒動がもはやなんだったのかわからなくなってしまった
千葉景子の正体
稲田朋美議員が千葉法務大臣に、最高裁判決を覆してまで犯罪外国人に在留特別許可を与え、それに留まらずさらに、生活保護まで与えていることについても糾します。
千葉法務大臣からは、「私が答える範疇も問題ではない」と、わけのわからない答弁しかありませんでした。
気鋭の保守派 稲田朋美議員 犯罪外国人に在留特別許可編
■TV報道
自民・赤池 誠章 衆議院議員ブログより
http://megalodon.jp/2009-0417-0939-43/blogs.yahoo.co.jp/masaaki_akaike/58471446.html
問題の第2は、違法行為に加担するマスコミ報道です。
法務省では、マスコミ各社に対して、今回の事情を数度に渡って説明したといいます。しかし、報道の内容は子供が可哀そう、家族を引き裂く日本政府は
けしからん、国際条約にも違反するとの扇情的な論調が目立ちました。
ある報道機関では確信犯的に報道しているのではないかと思いました。それに法務省の対応が引きずられたのではないかと思います。
事実の経緯を踏まえて、冷静な報道を望みたいと思います。
問題の第3は
違法行為に加担する反日的な日本人の存在です署名集めに協力したり、最高裁まで戦った弁護士費用、裁判費用は一体誰が負担しているのでしょうか。事実も知らず人情から協力するのであれば
まだいいのですが、確信犯的に協力する方々がいたのではないでしょうか。以上、カルデロン一家の事件を見ながら、法務行政、マスコミなどの在り方を考えました。不法滞在半減プロジェクトによって、
5年間で不法残留者が11万人に減少しました。今後、今回の事例が前例とならないように、在留特別許可のガイドラインをしっかり見直し、法を守り国家を守るべき法務行政を、しっかり監視していきたいと思います。
TBS 081119(ニュース23)不法入国カルデロンのり子一家 迫る退去期限
TBS 090213(ニュース23)不法入国カルデロン一家森法務大臣一家での滞在は認めない
渡辺彰悟「子供一人を残して帰れという入管の姿勢が私には理解できない」
後藤謙次「今日のこの一家ですけども16年間日本で真面目に働いて地域社会に定着していたわけですね、ですからこれを認めたら不法滞在のケースが増えるという議論はどうなんでしょうか?
ただここで一番考えなければいけないのは、のり子さんの未来ですよね、これをどうするのか、イギリスでは子供がいれば多少違法滞在でも永住権をを一定期間認めるんですよ、日本は
その線引きがあいまいということがありますので、国際社会国際化というならもう一度このケース考えなおすということもあるのでは」
TBS 090226(ニュース23)不法入国カルデロン一家のり子家族で残れるよう訴え 一緒に働いてきた配管工事業 茂内清
TBS 090313(ニュース23)不法入国カルデロン一家のり子のみを残留することを決定
渡辺彰悟「4月13日を帰国日ということで手続きをしているところです。“苦渋の決断”をしたということです」
家族はのり子さん1人が日本に残り、両親が出国することを受け入れました。出国の日は、来月13日に決まりました。
しかし、今回の入国管理局の対応は日本も批准している子どもの権利条約に違反する疑いが強いと、警鐘を鳴らす専門家もいます。
荒牧重人「親子を分離してのり子さんだけ残すとなった場合に、子どもの権利条約違反の疑いが非常に強い事例」
荒牧教授は、子どもの最善の利益を図るという原則は、入管法の運用においても守られなければならないと話します。
荒牧重人「“条約”は憲法よりは下位だけど、入管法よりも上位にある法体系ですね。今回ののり子さんの場合は、日本で生まれ日本語で生活し、日本文化の中でアイデンティティーをつくっている。
そうしたものを保障することが“最善の利益”になる」
【フィリピン外務省 カルデロン一家帰国後の支援を表明】
“The DFA and other concerned agencies are ready to extend humanitarian and other (forms of) assistance to the Calderon family, including their re-integration into Philippine society,
contingent on the results of the proceedings under way in Japan with respect to that country’s implementation of its laws," said DFA undersecretary for migrant workers affairs Esteban
Conejos Jr. in a statement on Thursday.
「日本国法令の適用に関連して同国で実施される手続きに 沿って、外務省および関係機関はカルデロン一家にフィリピン 社会への再同化支援を含む、人道的、そのほかの援助を行う 用意がある。」
とエステバン・コネホス・ジュニア・フィリピン外務省移民労働 担当次官は木曜日に声明の中で述べた。
http://www.gmanews.tv/story/152403/DFA-to-help-Pinoy-family-facing-Japan-deportation The assistance, the source said, includes servicesprovided by the Department of
Social Welfare and Development (DSWD) to help the child adjust in her new home, he said.
(フィリピン)外務省情報筋によると提供される支援には社会 保障開発省による子供(のりこ)への同化支援も含まれる。
http://www.mb.com.ph/node/198570
TBS 090315(サンデーモーニング)不法入国カルデロン一家のり子のみを残留することを決定
目加田説子「・もう17年経ってる訳ですよね。今になって13歳の、日本で生まれたのりこさんと両親を引き裂くような判断をしなければいけないのか。なんかこうすごく閉ざされた国という感じがしますよね。
さらに国連の・・自由規約委員会?というところが、 オーストラリアで全く同様のケースがあったときに長期にわたって家族生活を営んでいた場合にはしな保護しなければいけないっていう判断も下してい
るんですよね。それが国際スタンダードになりつつある中で、やはり日本はどこか閉ざされているというか、遅れている・・・ 」
TBS 090414(THE NEWS)カルデロンのり子両親帰国アンケート(HBC)
アンケート結果両親の国外退去に賛成71㌫反対29㌫
テレ朝 071022(報道ステーション)外国人犯罪(カルデロン報道とと比較して)
http://www.youtube.com/watch?v=wbsHWsrKUj8
テレ朝報道ステーション外国人受刑者報道(071022)と不法入国カルデロン一家(090413) (090313)国外退去報道の比較
外国人受刑者報道(071022)だと
古館「それからやはりこれだけ犯罪を犯す外国人が多いということを考えると刑務所に至る前の入り口を考えると入国管理制度にも問題があると思うんですよね、これは基準はもちろんありますけど
あって無きが如き展開現実的なケースもあるようでまじめに働こうと思って何も問題ない人が堰き止められたりあるいは偽装結婚であるとかイミテーションビザであるとか巧妙な形でスルーしちゃう
ケースもあるこれはどういうことなんだと、制度をもっと厳しくしてかつ弾力をもってそして現実に外国人労働者を受け入れなければいけない現実があるわけですから」
不法入国カルデロン一家(090413)だと
古館「ご両親と13歳の娘さんが国を別れて暮らしていくと、あの~皆さんこれをですね自分の親戚で起きた事と想像しますとどうでしょうね?法律ってのは何なんだと思いますね、
新しく法律を作る前に裁量というものがあるのではないかと私は感じますね」
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テレ朝 090313(報道ステーション)不法入国カルデロン一家のり子を残して帰国決定
テレ朝 090414(スーパーモーニング)カルデロンのり子両親帰国
http://ponko.iza.ne.jp/blog/entry/994919/
ナレーション「『日本以外の国で今回の問題発生した場合、違った結論になる可能性もある』と専門家は指摘する」
近藤敦「家族の結合の権利を侵害するとして、国際人権規約違反になにる恐れが大きい。この種の人権侵害を申し立てることが個人通報制度という形で選択議定書を批准している締約国の間では申し立てることが
できるが、(日本は)その条約に残念ながらまだ批准していないので、(国連に)個人通報できない問題があります」
外務省の見解「司法の独立という観点をはじめ、わが国の司法制度との関連で問題が生じる恐れがあり、現在慎重に検討している」
赤江珠緒「確かに不法入国をしたという原点はあるが、しかし、それからはまじめに市民生活を送ってきた家族だけに同情する方も多く、2万人の署名も集まった」
若一光司「しかも地元の蕨市の市議会で満場一致で特別在留許可(正しくは在留特別許可)を求める意見書に賛成した。国内法の適用と言うことで考えればこういう結果にならざるを得ない側面は確かにある。
ただ日本は国際人権規約や子供の権利条約も日本は批准している。この二つの条約は家族をバラバラにしてはならない、特に子供の生育保護のために権利を保全すべきだといっている。国内法と日本が加盟
している国際条約とどう整合性を図っていくかという問題があり、そこで使うべきなのかん゛この特別在留許可(正しくは在留特別許可)の制度がある。今回これを適用して家族が在留できるという選択肢もあった」
大沢孝征「僕は法律家ですから。こういう法律問題についての最高決定機関は最高裁判所だ。この件について最高裁は国外退去処分という結果を出している。これを行政機関が曲げていいのかという問題がある。
法治国家は最高裁の出された結論に従うのが当然。確かに人情的には気の毒だと思うけれど、法治国家である以上は最高裁の出した結論に従わざるを得ない」
若一光司「その最高裁がどこまで国際条約を尊重しているかという根本的な疑義があるが、それを晴らす方法はない。個人通報システムを認めていないわけだから」
大沢孝征「そうだ。でも、それはその国のやり方だから。最高の法律についての決定機関は最高裁だ。最高裁は社会的に承認されているものだからこれをひっくり返していいものか」
大沢孝征「そういう形で不法入国した人が同じような形でやった場合、歯止めがつかなくなる」
鳥越俊太郎「だからそれはねえ、ほんとにその通りだ。特に今回の場合は偽造パスポートだから悪質性が高いという事で、認められないということになったのだが、発想を変えなければいけない。
法律にこだわっていくと恐らく結論はそうなる。ただねえ、ヨーロッパとかアメリカの考え方は、現実に法律を近づける」
鳥越俊太郎「現実はすでにもう日本に来てから、不法入国とはいえ(、15年以上日本に住んでいるという実績があると」
鳥越俊太郎「という現実がある。そうすると、不法入国したという問題もあるけれども、15年間それを見逃していた日本の当局の瑕疵でもあると」
鳥越俊太郎「ということで、それはもう現実に認めようとアメリカはメキシコからの移民に永住権を与えている。ヨーロッパもそうだ。日本は非常に島国で、
厳しく出入りを禁じてきたから。コントロールしてきたから。やっぱりこれだけ国際社会になって、出入りの大きくなった現状をみると、ちょっとこれから発想を変えなくちゃいけない」
赤江珠緒「ちょっと前までは、殺人も15年の時効があった。この場合、不法入国しても犯罪歴が無い場合の法改正があってもいいのではないかと・・・」
鳥越俊太郎「不法入国については一定程度の処罰は受けて、そのまま在留を認めるという考え方も僕はなくはない」
大沢孝征「そういうことであれば、そういう立法がされるべきだ。立法された以上はそれに従うべきだ。無い以上仕方がないと思う。その矛盾が分かった以上は、立法をどうするかは政治家の責任だ」
日テレ 090414(ズームインスーパー)カルデロンのり子両親帰国
橋本五郎「非常に難しい問題ですね、これはやっぱり法律に違反してるんだからそれはきちんとしなければいけない、じゃ示しがつかないってことは一つはある、しかしそれにしてもずっとこの間真面目に働いて
きたじゃないか、それもちゃんと考えてあげないといけない(中略) さあ根本的な問題はなんだろう、やっぱり不法入国したとしてもそのあとちゃんと税金を納めているか?真面目に働いているか?その後
犯罪はないか?色々な事を考えながらそういうことも在留の条件とするなら、やっぱり法律の改正ということも考えなければいけない、大切なのは何なのか、法律というのは何のためにあるのか、皆やっぱり
幸せにするためにあるのですよね?そこの大本も考えながら今の法のあるべき姿を考えるべきだ」
日テレ 090414(ミヤネヤ)カルデロンのり子両親帰国 今年2月の東京入国管理局前の桜井氏の抗議行動
ナレーション「読売テレビの視聴者センターにも批判の声が寄せられた。『不法滞在は犯罪であり強制退去は当たり前。子供に同情やあわれみで不法滞在を許すべきではない。日本は法治国家なのだから、
法に基づいて厳格に対応すべき』という意見が多かった」
今年2月の東京入国管理局前での反対集会の様子も放映。
最終更新:2014年01月13日 18:52