表現規制と医療破壊に邁進するインチキお産評論家

<目次>

■はじめに


この人物は、全く医療資格も持たない、専門知識もどこで学んだかわからない「医療のド素人」にもかかわらず、
自治体やマスコミ業界に食い込み、お産や育児に対して誤った知識を振りかざしています。

さらに「誕生学アドバイザー」「バースコーディネイター」というインチキ資格を自分で創設し、未成年や妊婦に対して出鱈目な講習会を開催しています。
恐ろしい事に、各自治体や医師・助産師といったプロの有資格者がこのド素人の意見を真に受け、講演や委員会のメンバーとして迎え入れ、学校でも性教育などの講演をさせる有様です。
そして多数の子持ち有名人に接近し、自分がお産の専門家であるような演出に余念がありません。
騙されている有名人の中には、小渕優子もいます。

そして、2010年の都条例改悪の戦犯の1人であり、重大な差別主義者です!

■プロフィール

中学から高校、短大までの8年間を美術教育課程を進み、高校生の頃にモデルとして活動。
女子美術大学短期大学部生活デザイン科を1985年に卒業。その後はテレビや出版関係の仕事に従事。1987年の出産、育児経験への感動を契機として、出産準備教育、産後の生活設計、ストレスマネジメントの分野の専門職の必要性を感じ、以後テレビや出版の分野で出産、育児のトータルコーディネーターとしての活動を始め、通信制大学で心理学、社会学、教育学を合わせて学ぶ。 1997年から桜美林大学オープンカレッジ、毎日新聞カルチャーシティ等で助産師と講座を開き、妊娠前世代からの受講者も積極的に取り入れる。2003年に有限会社バースセンス研究所を設立し、妊娠、出産、育児に係わる総合的な支援体制を研究する分野を「誕生学」と命名し商標登録する。更に2005年有限責任中間法人日本誕生学協会を設立し、誕生学の次世代への支援する「誕生学アドバイザー」の民間資格を創設し育成を開始する。

上記のプロフィールを見てもわかる通り、医療資格は全く持っていません!
にもかかわらず、何故かいつの間にか「お産の専門家」のような口ぶりで
コメンテーターとして参加しています。

■「バースコーディネイター」「誕生学アドバイザー」というインチキ資格

大葉は上記の2資格を自ら主催する「誕生学協会」で発行しています。
言葉のイメージから、助産師の親類の資格、医療資格のように錯覚している人もいるかもしれませんが、実は大葉が勝手に作った所謂民間資格であり、公的には何の効力もありません!
上記の資格は、性教育や「命の素晴らしさを伝え自己肯定感を高める」などと称される講演、セミナーを行う資格とされていますが、民間資格のため、別に持っていなくても講演を行うだけなら誰でも出来る事なのです。

さらに、初級の資格に位置づけられる「誕生学アドバイザー」を取得するためには高額なセミナー、講習会を受講せねばなりません。
一番最初の説明会がおよそ半日で1,5000円以上
http://birth-sense.shop-pro.jp/?pid=31772298
「養成研修」とされるものが実質1週間足らずの週末講義で合計24万円以上
http://www.birth-sense.com/03_lesson/h20100108154557656.html
その上級資格とされる「バースコーディネーター」にかかる費用は何故か一般公開されていません。
http://www.birth-sense.com/04_coordinator/index.html
しかも、上記を見てみれば解る通り、「2年半をかけて取得する」とされる同資格の授業はほとんど週末だけで、実質的な授業時間は医療系の国家資格と比較にならないほどの短さなのです!
こんな短期間で、膨大な産科小児科の医学知識やメンタルケアの正確な知識が学べるのでしょうか?これは全く実質的には中身のないまさに資格商法以外のなにものでもありません。
しかも、大葉自身が「医療資格ではない」ことを自分で認めています!

医療者でもないのに!と批判されることがあるバースコーディネーターですが、私たちが提供させていただくのは、メディカルではなくメンタルサポート。
http://ameblo.jp/nanako-oba/entry-10945931005.html

こんな怪しい資格を多額の金銭を払って取得しにいく一般主婦や、看護師・助産師などの医療有資格者もいる有様です。
何故有資格者にもかかわらず、異様な学習期間の短さでおかしいと思わないのでしょうか?

資格も怪しければ主要メンバーも怪しいのが「誕生学協会」です。
顧問には「胎内記憶」の池川明、「オニババ化する女たち」の三砂ちづるなど、トンデモで知られる人物が並んでいます。

さらに、このような怪しすぎる「誕生学協会」を、なんと内閣府公益認定等委員会は2011年に公益社団法人として認可してしまったのです!
http://www.tanjo.org/about-birthing/
このような団体に騙される行政もどうかしています。


■第28期東京都青少年問題協議会にて、信じられない差別発言連発!


「酷い漫画の愛好者達はある障害を持っているという認識を主流化していく事は出来ないものか。」

「何とか法規制しようとしている人達に対し、漫画家達が凄い数の抗議メールを送ってきたのは、どう考えても暴力だ。法規制の根拠を示す必要も無いぐらいの暴力だ。

性同一性障害と同じく持って生まれた嗜好だという事で、子供に対する性暴力漫画を好む人達を放免とするのであれば、彼らは認知障害を起こしているという見方を主流化する必要があるのではないか。

彼らに認知障害があり、暴力的だという事が分かっていれば、証拠が無いのに法規制出来るのかという主張を論破出来る。そうした対策を考えていきたい。」
http://d.hatena.ne.jp/killtheassholes/20091002
オタクに対してはもちろん、ナチス優生思想も真っ青の障害者差別のオンパレード!
発言の酷さは言うまでもありませんが、何故彼女のような専門家でもなんでもない人物が協議会のメンバーとなっているのでしょうか?
プロフィールを見ても解る通り、彼女は一切認知障害などに関する医学的な修学をしていません!
つまり全て、思いつきのデタラメ発言なのです。

さらに、親しいベビー用品店「しろくま堂」店主との対談において、この店主の
「わたしの一番上の子がいま小学5年生なのですが、漫画を読みはじめました。その内容は、どうしたら異性に好いてもらえるのかといった恋愛を中心に描かれたストーリーがほとんどです。好きな子にキスをしたとかしないとか、告白ができたとかできないとか。
現実的には恋愛以外にも熱中できることがたくさんあります。スポーツであったり、様々な趣味であったり、もちろん勉強が好きな子もいるでしょう。毎日の生活の中で考えたり悩んだりすることはもっと幅広いはずなのに、漫画の中の世界観の狭さにびっくりしてしまいました。」
という全くのデタラメ発言に同意を示し、
「“お母さんは、あなたがこういった本を読まずに本当に世の中でおこっていることを知ってもらえたらうれしいよ。” “読んでいくうちに、あなたが、そこに描かれている内容が世の中で一番大切って思っていったら、お母さんは悲しいよ。”そう伝えると、良い影響があると思います。」と発言しています。
http://www.babywearing.jp/mailmag/more/taidan/200805/
つまり、大葉は元々漫画に対する偏見が強烈な人物で、現実にある漫画を全く知ろうともせず、調べようともせず偏見だけで物を言っているのです!
このようなデタラメな人物の意見をまともに取り入れようとし、条例を改定しようとした東京都青少年問題協議会の見識も疑わざるを得ません。
同協議会には、反日団体ECPATの手先である 後藤啓二 も名を連ねていました。
そもそも人選からして明らかにおかしかったのです!

■医学的根拠の不明な発言を連発!

 不妊治療後の出産において、帝王切開を否定。
「「作ってもらって出してもらおう」という考えだと、その後の育児という営みを含めた「生命力のスイッチ」が入りにくいのではと思います。」
http://allabout.co.jp/gm/gc/188883/3/
不妊治療までするほど妊娠しにくい体質の方が、大事をとって帝王切開を早期に決意することが何故悪いのでしょうか?
そもそも、出産方法でその後の人格まで決まるかのような、とんでもない差別発言です!
思春期の我が子に、自分の母親の妊婦ヌード写真を見せろという変態的な主張も行っています。
http://allabout.co.jp/gm/gc/188924/3/
また、雑誌「an・an 」 No.1826 においては
「遺伝というより、本人の性格も大きく影響するような。キチッとした性格の人より、ふわっとしたゆるキャラの女子のほうが、つわりはキツくなさそうな印象」
などと、印象だけで適当なことを発言しています。

このような根拠のない発言を平気で垂れ流させる、雑誌やポータルサイトの編集者もどうかしています。

■インチキ偽医療「ホメオパシー」の信者


日本のホメオパシー団体の中で、最も現代医療否定が激しく、
また露骨な金儲け体勢の「ホメオパシージャパン」と密接な関係にあり、彼らの集会に祝辞を述べています。

「4番目の子どもの産後、1998年にホメオパシーに出会いました。10代から化学薬品を遠ざけてきた私の子育てにとって、まさに福音。5人の子どもたちも、夫も、今ではなにかあれば「レメディーちょうだい」。子どもは未来の大人たち。
その一人ひとりの健康を願うことは、地球人の、地球の健康を願う日々そのものです。からだの力の高めることは、人生の乗りもの、心の容れものをケアすることであり、わたしたち大人も真剣に本質を見つめざるを得なくなる。そんな生き方が問われる現代の日本人にとって、ホメオパシーは、「本当の自分で生きる」ための人生のガイド役なのではないでしょうか。

泣くことも、怒ることも、落ち込むことも、心はずむことも、肯定してくれる。そういうこともあるよねと、レメディはともにゆれてくれる。心もからだも、ゆれて、ゆるして、ゆるむ。人が人らしく生きるために、すべての心のありように、共振してくれるホメオパシー。多くの人々ともに幸せになるために、これからも紹介していきます。」
http://www.jphma.org/congress_2009/message.html
なお、誕生学協会の顧問である三砂ちづるも、上記で祝辞を述べており信者である事が明白です。

「ホメオパシージャパン」系列のボスである由井寅子は、著書『ホメオパシー的妊娠と出産』の中で、自らがある流産した妊婦にかけた
以下のようなとんでもない言葉を自慢げに明かすような人物です。
「あるお母さんがステロイド剤(副腎皮質ホルモン剤)のコルチゾン(一般名:強力レスタミンコーチゾン)をとり続けていました。この方はアトピーのためにステロイド剤をずっと使っていたのです。それで、妊娠7週目で子どもが流れてしまった。当然、そのお母さんはおんおん泣きました。
でも私は、彼女に「よかったね」といったのです。「全部とは言わないけど、子どもさんがあなたのステロイドの毒を食べてくれて流れたのだろう」と。胎盤は栄養だけでなくあらゆる母体の毒を吸い上げてしまうのです。幸いに、2年後にまた子どもができました。よかったですね。」
このような人物が仕切っている団体を信奉していること事態、モラルが全くありません。

K2シロップ訴訟、沖縄の養護教諭が生徒に勝手にホメオパシーを処方した事件など、ホメオパシーに関するトラブルを引き起こしている多くがこの「ホメオパシージャパン」所属の者であることを考えると、まさにカルトの広告塔といえます。

■マスコミや政治への浸食

上記の通り、大葉は専門家でもなんでもありませんが、自身が元芸能界経験やマスコミ業界人であったせいなのかマスコミや有名人への
接触は非常に上手です。
NHKにも大河ドラマの脚本家・田渕久美子などと友人であることを利用し、大河ドラマの出産シーン監修などに入り込んでいます。

また、子持ち芸能人にも熱心に接近し、品川庄司の庄司智春には吉本興業を巻き込んで接近しています。

8月26日(日)、吉本興業東京本部にて、妊夫さん(=妊娠している奥さんを持つ旦那さん)のための講座『ススメ!妊夫さん!』が開講。新米パパ、
品川庄司・庄司智春とバースコーディネーター大葉ナナコさんによる授業が行われました。
http://yoshimotonews.laff.jp/news/2012/08/post-9e25.html
さらに上記のように東京都の委員として潜り込んだり、小渕優子議員を自身の主催イベントに招待し接近するなどその動きは危険きわまりないものがあります。
http://www.cafeblo.com/mamalivehiroe/entry-fa926519536ca4e9b515a7471c2edddd.html

そしてその野望は留まる所を知らず、なんと少年院で「誕生学」の講義を行おうと企んでいます。

児童擁護施設や児童シェルター、
女性刑務所でも、各自の事情にアレンジされたプログラムが開講され、
秋より女子少年院でも、開講となります。
http://ameblo.jp/nanako-oba/entry-11361058531.html
児童養護施設や少年院にいる少年少女は家庭環境が複雑な子達が多く、中には酷い親に虐待・遺棄されて深いトラウマを持つ子、
十分に勉強ができていない子も少なくありません。そんな子に、このような怪しい根拠にもとづく教えをするなど言語道断です。
また「誕生学」は「生まれてきたことが嬉しくなると、未来が楽しくなる」をコンセプトとし、繰り返し「自己肯定」を
教え込むとのことですが、悲惨な家庭環境に育った人にそのような上っ面の講演をすれば、よけい傷を深める可能性もあります。
http://www.birth-sense.com/adviser/index.html
プロの心理学者でも対応に苦慮するこうした子供達に、訳知り顔の素人を軽々しく関わらせる等とんでもない行いです。

■だまされそうな人がいたら

上記の通り、大葉およびその弟子にあたる「誕生学アドバイザー」「バースコーディネイター」
は、科学的・医学的根拠に基づかない適当きわまるものでしかないにもかかわらず
何故か多くの学校、企業等の担当者が心酔し、彼女らを講師として招いています。
彼女らが専門家でもなんでもなく、このように適当な発言で多くの混乱と嘘を招いてきた人物であるという事実をもっと広め、
講演に招こうとしている自治体や学校があれば断固として抗議しましょう。

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最終更新:2014年01月15日 20:45