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ホットライン。レベル25
『もしもしー』
憧「はいはーい、お待たせ。なんだか楽しそうねー」
『そうか…? まあ個人的に面白いことがあったからな』
憧「なになに? わざわざ言うからには自信あるんでしょーね」
『いや俺の個人的な感想だけどな…それがさ、俺の友達なんだけどすっげー機械オンチなんだよ』
憧「あー、いるわよねたまに。私は見たことないんだけどさ」
『それで俺にスマホで連絡したかったみたいなんだけど、分かんなくて使い方を俺に聞きに来たんだよ』
憧「…ん? 連絡を取りたかったのよね」
『そう。そんで使い方押してたらさ、俺の目の前で俺に電話かけてきた』
憧「……ちょっと頭痛くなってきたんだけど。よく面倒みられるわね」
『まあ慣れたっつーか…あいつポンコツだからなあ、寒いって言って男の布団に潜り込むアホなんだよ』
憧「ふーん…………そう、女の子なんだ」
『おう。機械オンチなのは昔からなんだけどな、そうそう他にも色々あるんだけどそいつさあ――』
憧「――ごめん、ちょっと、用があるから切るわね」
『あ、そっか。ごめんなー、また今度』
憧「うん……また、こんど」ピッ
憧「……」ゴロン
憧「あー、なんだろ…」
憧「――その子は、アンタの事、きっとたくさん知ってるのよね」
憧「もう…寝よっかな」
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