人々の生活・文化


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この章ではこの世界の生活や文化などを紹介します。
全ての文化風俗をここで紹介するわけにはいかないので、ここでは主にジオ文化圏
(大神ジ・オルグの文化影響圏)にある程度限定して解説していきます。
他の文化圏においては、また違った生活や、文化風俗が存在します。

支配構造

ジオ文化圏においては基本的な支配構造は王政です。
もともとジオ文化圏においてはソルス=ベイ王国という単一国家でしたが
内海戦争時の対応により以後分裂の道を歩むことになります。
基本的にその統治姿勢は神が存在し、その命を祭司長が受け取っていた形から発展し
神命を受けた王が人々を統治するというごく一般的な形態です。
王はその権限を持って地方の統治権を各有力者(ここでは貴族)に与え
その支配を認める代わりに、忠誠を誓わせます。
貴族たちには階級が存在し、原則的にその治める土地の多寡により決定されますが
名誉階級的な、土地と比例しない位階の授与も歴史上は度々行われています。

当初、一人の王とその他貴族しか持たなかったソルス=ベイですが、
その後領土を拡大するにつれ、遠方地への目が届かなくなり、地方が力を持つようになります。
そして地方勢力の力が高くなった末、内海戦争にてついに王が地方の大貴族を抑え切れなくなります。
その末にその地の大貴族が新たな王となり、それに乗じて覇を唱えた独立した貴族たちのおかげで
複数の王国が乱立することとなったわけです。

基本的に王族や貴族は血筋ですが、政略結婚により結びつきを強めることが珍しくないため
大きな貴族たちは近い血縁関係を持つものが多く、王の血筋の正当性もあやふやな状態といえます。
現に後々正統戦争としてソルス=ベイ王国の正統な血脈をめぐる戦争も起こっています。

総括するとジオ文化圏の基本は地方貴族のもっとも有力なものが王として権力を集約する
貴族中心の王政といえます。

王を含めた貴族たちは、領地に住む領民からの貢納によって成り立っています。
税率などは地方領主に任されている(というか指示する権限が王にない)為
領地によってはかなりその待遇に差があることも珍しくはありません。
住民は農奴のような存在ではないですが、やはり自らの土地を離れるのはほとんど困難ですし
場合によっては土地を借りて農業を行う小作農達もいるため、居を移すことは難しいでしょう。

人々(大半は農民)は豊作を願い、領地が善政を敷いてくれることを祈りつつ
日々の労働から僅かな幸せを享受しているといっていいでしょう。

宗教

ジオ文化圏で主に信仰されているのは当然ながらジ・オルグを主神とするジオ神族です。
ジオ神族の神々は主にジ・オルグが人から召し上げ神としたものが多く、彼らの功績を崇めると共に
その恩恵を受けようと信仰しています。
神官達は祭儀を司り、祈りを捧げ、神殿を管理することを職務とします。
神殿の収入は様々ですが、主なものは領主や有力者、一般信者からのお布施(奉納)に寄っています。
また同時に神殿は奇跡の行使を行う度に一定額の寄付を要求するのが普通です。
ちなみに神殿は規模が小さければいくつかの神が合同で一つの神殿を使っていることも珍しくありません。

また宗教組織としては場所や土地柄、そして崇める神によって大分性質を変えます。
戦神を崇める神殿なら、やはり神官達はある程度の戦力を持っている可能性がありますし
商神を崇める神殿なら有力商人たちから大口の寄付を受けているかもしれません。
その性質や信者の数、土地、領主の性格、様々な要因によって神殿は大規模にも弱小にもなりえます。
ここではジオ文化圏で熱心に信仰されている代表的な神々を例にどのような感じか解説していきましょう。

大神ジ・オルグ

いわずと知れたジオ神族の主神であり、王権の保護者であり、神族全ての父です。
基本的に全ての街や村に存在します。ジオ神族を崇める場所においてどのような形でも崇められています。
大都市ではかなり大きな神殿が見られることもありますが、地方ではお社のみの場合もあります。

鋼腕のクオルズ

この地にあって最初にして最強の英傑と呼ばれたクオルズが召し上げられた神。
数々の戦争と戦いを生き抜き、その右手を鋼の義手に変えても闘い続けました。
邪悪なる竜エースベルとの戦いで刺し違えた際にジ・オルグにより召し上げられました。
その勇猛さ、強さにあやかるべく戦士や傭兵、騎士などにも崇められています。
地方の農村などにはあまり神殿が存在しませんが、一定規模以上の街であれば大概存在します。
神官達は戦闘訓練を受けているものも多く、中には修行として諸国を巡る者もいます。

地母神リーダン

大神の巫女から召し上げられたジ・オルグの妻の一人です。
生涯をある村の安寧と繁栄にささげ、神の巫女として祈り続けた末
その姿を認められ、妻として天に召し上げられました。
村の安寧、収穫の安定を願い、多くの農民から崇められています。
その性質上、地方の農村などには必ず存在し、場合によってはかなり大規模な神殿となります。
場所によっては村民などよりお布施として貢納された穀物などを備蓄し
飢饉の際などに放出する機能を持った神殿なども存在します。

工芸神ダムド

天下一の名匠といわれた男が召し上げられた神です。
剣を作っては天下の名剣、鎧を作れば至上の名鎧と呼ばれ、多くの名品を生み出した名匠でした。
神々の鎧、剣を作らせる為にジ・オルグが天に召し上げました。
世には彼の作品と呼ばれる物がいくつかありますが、ほとんどが国宝として扱われています。
ダムドは職人、技術者から信仰され、その加護を願われています。
地方では職人たちの交流所のような場所になっている場合も多い神殿です。
都市部においては、場合によっては職人たちの訓練たちを行う職能ギルドが併設されている場合もあります。

神々の詩人 ディオール

その当時世界で最も麗しき詩人として名声を得た男が召し上げられた神です。
神々の為に詩を歌うことを望み、ジ・オルグにその願いを聞き届けられました。
多くの音楽家や吟遊詩人はディオールを崇め才能の発露を願います。
ディオールの神殿が存在するのはほとんど都心部であり、地方で存在するのは塚位のものかもしれません。
ただ、都心部においては一部の貴族が熱心に信仰していたりするので、潤っている場合もあります。
また地方でも祭りの際などに使用される舞台に併設されて神殿がある場合もあります。

賢老サルトゥ

賢者にして高名な哲学者サルトゥが召し上げられた神です。
全ての世界の知を求め、探求を続けたいというこの賢者の願いを神が聞き届けました。
学術を修める多くの学者や知識層から信仰を集める神です。
あまり大規模な神殿を持つことは少ない神です。
地域の啓蒙活動や書籍収集などに努める場合もありますが、大概権力者に嫌われます。
権力者はその特権維持のために、農民などが知識をつけるのを嫌うからです。

船舶王ルーシード

この地で最も多くの船を駆り、多くの人々を運び、多くの物を運んだ元大商人です。
商船の王として名を馳せ、多くの冒険航海も成功させています。
その人生の最後に果ての海を目指し船で旅立ちましたが、その望み適わず果てました。
その人生を認めたジ・オルグによって最終的に天に召し上げられました。
船乗りや商人達に崇められ、その利益を願われています。
その性質上、港町などで強く信仰され、大都市圏でも商人達の支援で大きな神殿を持っていたりします。

商業・生産活動

この世界において様々な生産活動、商業活動が行われていますが
もっとも基幹となっているのはやはり農業活動でしょう。
農業技術のレベルは中世後期と同レベルですが、土地はヨーロッパほど痩せていない為
飢饉がそれほど深刻なレベルになることは珍しい出来事です。
農業方式は三圃式(時期によって農地を休ませたり、放牧地にしたりする)となっています。
その為、家畜はそれほど数を養うことが出来ず稀少な存在となっています。

工業においては、大都市などには多く職能ギルドというものが存在し
職人の後進達の育成、品質の維持を行うと同時に、価格のダンピングを許さないよう動いています。
これにより工業労働者の利益と品質の維持は保たれていますが、新しい物や
革新的な発明についての考案は非常にスロースピードな改革になっているといわざるを得ません。

商業活動においてはやはり商業ギルドという商人達の自治組織が存在し
権力者からの委任を受けて市場の確保、商売の認可制度による不正な商売の禁止
また集団取引による通称の一括化などを行えるようにしています。
商業ギルドはその性質上横のつながりが強く、異なる都市であっても連盟が結ばれている場合
お互いのギルド員に同様の権限(市場の使用、売買の許可)を与えています。
またその権限の性質上、組織内部が腐敗や賄賂の温床となっていることも珍しくありません。
勿論地方の小村などではこういった組織が存在しないほうが自然です。

犯罪組織

この世界、この時代における犯罪組織は基本的には暴力装置的な側面が強いものです。
野山にあっては山賊や海賊、場合によっては河賊と呼ばれる存在まで
通行人や航行する者を襲っては金品を巻き上げるような輩が割と存在し、街道の通行を危険にしています。
都市部においては、この組織の体は少々複雑になります。
いわゆる大規模都市になればなるほど、窃盗や強盗、闇市場や裏情報のやりとりなど
様々な犯罪を行うものたちが協力して己の保身を行う場所として組織が形作られています。
また組織化されたこの集団は、己の存在を保持する為、権力者との癒着を行ったりして
特定の商人や貴族を犯罪対象から外したり、汚い仕事を引き受けたりしている場合も多々あります。
この犯罪組織の性質は街などによりまちまちで、暗殺組織じみたものや、街を実効支配しているような
大規模な犯罪組織も存在しています。

文化・風俗

文化、風俗といってもかなり広範な範囲が含まれますが、まず触れておくべきは食文化でしょう。
いわゆる中世らしいものをイメージしてもらえばいいと思いますが、主食は雑穀の類であり
そういったもののスープ、あるいは小麦やライ麦などから作られるパンが主食です。
野菜はかなり限定されたものが存在し、キャベツ、カブ、玉葱、ニンニク、人参、豆類などが主な野菜でした。
今のところ大陸に主な食材としてジャガイモやトマト、ピーマンなど我々の世界でいう所のアメリカ大陸野菜
はほとんど存在しないものです。
肉は非常に貴重な物であり、新鮮な肉は祭りの時や特別な客人への振る舞いなどでのみ出されるもので。
それ以外は冬に備えて作られた家畜などを塩漬けにしたものを少しづつ消費する形でしか食べません。
また港町や漁村では新鮮な魚介類などが食べられていたりします。
飲料は、清らかな飲み水を確保する(蒸留する)のが大変だった為、飲み物としては果汁を絞った物や
アルコール度数の低いエールなどが常飲するものとして作られています。

衣類に関しては多くの場合麻作りか、皮製のものがほとんどです。
高級な衣服については絹作りのものも存在しますが、ジオ文化圏ではあまり養蚕が行われておらず
絹はかなりの貴重品です。
どちらかといえば衣料品の高級さは宝飾品などによって示されます。

衛生観念については、史実の中世よりはかなり良いレベルになっています。
神々によって指導された都市類に整備されている上下水道を見習い、多くの都市では最低限
下水処理を行うようになっています。
上水道のない都市でも集約された井戸が存在し、そこで水を使えるようになっています。
基本的にその性質上、水のないところに都市はできないと考えてよいでしょう。
田舎の農村などについては、排水はそのまま土地に流しており
上水は川からの汲んで来るか、地下水が存在する場所なら井戸が存在するかもしれません。

この世界においては湯を張って風呂に入るような行為は完全に贅沢な行為です。
貴族や王族の類であればそのような慣習を持っている可能性があるかもしれませんが
一般人にとって風呂の概念はあまりなく、あって水浴びくらいのものです。

この文化圏で紙といえば基本的には羊皮紙です。
植物から作られているものもありますが、稀少な上耐久性に難があるとされています。
稀に南部のヤマ帝国などから一般的なイメージの紙が輸入されることがありますが
かなり稀少であり一般的に使われるものではありません。

戦争・兵器

戦争における中心は接近戦であれば槍、射撃戦は弓や機械弓が使用されます。
戦闘において騎乗される生物は馬であり、一般的な中世イメージであまりズレはないでしょう。
すでに馬においては鞍は勿論のことあぶみも開発されています。
攻城兵器といえるものは基本的に火薬が存在していないので投石機が関の山です。

戦争の観念は2種類あり、外部に対する戦争と内部に対する戦争です。
外部に対する戦争は、文化圏外に対するもので、魔王軍勢や諸文化圏との戦争です。
これらは基本的に殲滅、あるいは降伏が行われるまでの撃滅を行うもので
本物の殺し合いといえるものです。殺傷兵器が手加減なく使用されます。

対し内部の戦争は、同文化圏内のもので、基本的に殺傷能力をあまり高めず
相手の貴族や将軍を捕らえることに主眼を置いたものです。
勿論死傷者がでることはありますが、交渉を有利に進めたり、身代金を取ることができなくなるので
なるべく殺さず相手を捕縛することが重要なものとなっています。
これは戦争の目的が、相手との交渉を有利に進め、
領土的な権利を勝ち取ることに置かれている為です。

航海

航行技術に関してはさほど高いものではありません。
羅針盤の概念がまだ実用化されておらず、遠洋航海は非常に危険を伴う技術です。
多くの場合リスクを低く抑える為に沿岸航行で海運は行われています。
ただ、造船技術は決して低いわけではなく、かなり高い技術を有しています。
基本的に主流となるのは帆船であり、それなりに大規模な輸送が行えるようになっています。
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