お兄ちゃんが好き、好きっ、好き、好き好き、好きなのぉっ! 好き、大好きっ! 
離れたくないのっ、離したくないの、ずっとそばにいたいのっ、ずっとそばにいて欲しいのっ!
誰にも渡したくないの、夜月だけのお兄ちゃんでいて欲しいのっ、お兄ちゃんさえいればそれでいいのっ、
他に何もいらないのっ! お兄ちゃんは夜月だけのなのっ、誰かのものになっちゃやなのぉ!
他の人と喋っちゃ嫌、他の人に触っちゃ嫌、他の人を見ちゃ嫌ぁあ、
他の人に優しくしないで、他の人のことなんか構わないで欲しいっ! 
お兄ちゃんが欲しいのっ、お兄ちゃんは夜月のなのっ!
好きっ、好きなの! ごめんなさい、ごめんなさい、本当に好きなのお……
ごめんなさい、ごめんなさい! 許してください、好きなんですっ!
で、でも、夜月、もうお兄ちゃんの一番じゃなくていいから……そんなわがまま、言わないから……
夜月のことなんか最後でいいから――だから、せめて夜月のこと、嫌いにならないでぇ……
お願いだよ、そばにいてよぉ……夜月のこと知らないなんて、そんな酷いこと、いわないでよお!
+ タグ編集
  • タグ:
  • お兄ちゃん
  • 講談社ノベルズ
  • 実妹
  • 完結

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2012年09月06日 21:46