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幻想水滸伝

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幻想水滸伝

赤月帝国の皇帝バルバロッサ・ルーグナーは、賢王として知られていたが11年の統治の間に豹変し、今や国民からは暴君と呼ばれていた。
赤月帝国五将軍のひとりテオ・マクドールの子息である主人公は、周囲の信望と皇帝の期待を受け半ば将来を約束されていた。ある日、宮廷魔術師ウィンディに追われてボロボロの体となった親友のテッドから、27の真の紋章のひとつ『ソウルイーター』を受け継ぐ。この事で主人公は帝国に命を狙われる事となり帝国軍を離反することになる。
その後、偶然にも圧政を敷く帝国軍に反旗を翻すべく結成された解放軍の存在を知った主人公は、志半ばで息絶えたリーダーの遺志を継いで解放軍を率いることを決意。トラン湖の古城に運命に導かれて集まった107人の仲間と共に赤月帝国を倒すべく戦いに身を投じる事となる。
太陽暦457年。これは後世において、“門の紋章戦争”と呼ばれる戦いの物語である。

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登場人物

<主人公周り>
主人公 真の紋章ソウルイーターを引き継ぐ
テッド 300才?真の紋章ソウルイーターの持ち主だった
テオ 父で赤月帝国の将軍
グレミオ 付き人で母代わり
クレオ 父の部下で大切な仲間
<解放軍>
オデッサ・シルバーバーグ 解放軍頭領
<重要人物>
宮廷魔術師ウィンディ ソウルイーターを狙っている


赤月帝国

静かに水をたたえるトラン湖。
それを取り巻く一帯を230年の間支配した帝国が赤月帝国である。

初代皇帝クラナッハ・ルーグナーはハルモニア神聖国の内乱に乗じて独立を宣言、 以後この国を治めてきた。

帝国暦217年には、帝位継承権をかけた「継承戦争」がおこる。
本来の帝位継承者はバルバロッサ・ルーグナーに対し、おじにあたるゲイル・ルーグナーはバルバロッサの不在を狙って「廃嫡裁判」を起こし帝位継承権を奪い取る。

内乱当初はゲイル側が優勢であったが、名将ぞろいの帝国六将軍と軍師レオン・シルバーバーグの活躍により、バルバロッサが帝位を取り戻す。

その後のジョウストン都市同盟との紛争にも勝利し、バルバロッサは名実ともに赤月帝国の皇帝の位についたのであった。

解放運動

帝位を奪還した「継承戦争」、続く帝国の混乱に乗じたジョウストン都市同盟との「国境紛争」という二つの戦争を勝ちぬいたこと。
そして戦乱に荒れた国土を数年間でよみがえらせた治世により、帝国市民たちは尊敬の念をこめてバルバロッサを「黄金の皇帝」と呼んだ。

しかし、戦争の傷跡も癒え、長い平和が続くうちに皇帝はしだいに政治をかえりみなくなる。
私腹をこやすことしか考えない官吏があふれ、山賊、湖賊、夜盗のたぐいがのさばるようになった。
やがて、帝国にはむかい、その乱れた政治から人々を解放しようという運動が芽生えた。
その中核となる解放軍を組織したのが、オデッサ・シルバーバーグであった。
彼女は名軍師レオン・シルバーバーグの姪でありながら、帝国の貴族階級の身分を捨てて帝国の横暴を止めるため立ち上がった。

帝国五将軍

「継承戦争」当時、バルバロッサの忠実な部下にして、文武・人品にすぐれた六人の武将がいた。

百戦百勝のテオ・マクドール。
青い月のカシム・ハジル。
花将軍ミルイヒ・オッペンハイマー。
二太刀いらずのゲオルグ・プライム。
水軍統領キラウェア・シューレン。
鉄壁のクワンダ・ロスマン。

彼らこそ帝国六将軍である。
「継承戦争」の後に、ゲオルグ・プライムは「約束」をはたしたとして姿を消した。
またキラウェア・シューレンは事故で命をおとし、その地位を娘ソニア・シューレンにゆずった。
これにより、解放運動がはじまった頃には「帝国五将軍」となっていた。

27の真の紋章

創世の物語。
そこには、この世界に最初に現れたものこそ「27の真の紋章」だと、語り継がれている。
炎を輝かせ、風を踊らせ、命を育み、そしてそれを奪う。
そういった、この世に存在する全ての力の源こそが、27の真の紋章である。
太古には27個かぎりであった紋章は、やがてそのかけらから多くの眷族を生んだ。
現在、この世界で見つかるほとんどの紋章が、27の真の紋章の子供たちである。
紋章は地中から「封印球」という形でみつかる。
この紋章を体に宿すことにより、ある者は魔法を使えるように、またある者は超人的な能力を身につけることができたという。
そして、普通の「紋章」をはるかに上回る「力」を秘めた27の真の紋章もまた、この世界のどこかにひそんでいる。

門の紋章一族

「27の真の紋章」のうち、いくつかはその所在が明らかになっている。
ハルモニア神聖国神官長ヒクサクの持つ「円の紋章」、竜洞騎士団団長ヨシュアが持つ「竜の紋章」などがそれである。
「27の真の紋章」は持ち主に絶大な力と不老を与える。
それゆえ紋章を手にいれるために時には戦争さえもおこるのである。
門の紋章の一族はその力を悪用されないために代々「門の紋章」を人知れず伝承してきた一族である。
だが、その存在がハルモニア神聖国に知られると、すぐにも軍隊が派遣され村は焼かれ、一族は皆殺しにされた。
しかし、「門の紋章」を持つ者は密かに難をのがれ、今もその行方をくらましている。

噂では赤月帝国の宮廷魔術師、ウィンディの手に
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