レベル14

憧「もしもーし」

 

『あー…うん、どした?』

 

憧「ふふ、分かっちゃう?」

 

『そりゃ嬉しそうな声してるからなあ』

 

憧「まあねー。ウチの麻雀部、全国決まったから!」

 

『マジか!? すげー! おめでとう!』

 

憧「ありがとっ…ね、アンタんとこは次の週末だっけ?」

 

『おう! 俺は応援と雑用だけどな!』

 

憧「先に団体戦だもんね。決まったら教えなさいよー?」

 

『そうだな、団体優勝と個人戦突破の朗報でも教えてやるかなー』

 

憧「すっごい自信じゃない。ま、骨は拾って…あげられないから慰めてあげるわね」

 

『ぐう…へへ、慰めはいらないぜ! 見てろよー』

 

憧「いやいや、見れないでしょ。どこのどなたよアンタ」

 

『それもそうだった。すまんすまん』

 

憧「そうそう…………あ、ごめん。ちょっと用事」

 

『そっか、またな!』

 

憧「うん、また……」

 

憧「……ばか。教えるか、聞いてきなさいよ…今更聞けないじゃない…ふんだ」

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2014年06月02日 20:06