レベル15

『もしもしー』

 

憧「ん、ちょっと久しぶり?」

 

『だな。こっちも団体戦と個人戦終わったぜー』

 

憧「そうなんだ、それでどうだったの? あんだけ言ったんだから一回戦敗退とかナシにしてよー」

 

『ふっふーん…全然問題なし。女子団体戦、県大会優勝ー!』

 

憧「マジ!? うっわー…それじゃあ私達と闘うかも?」

 

『かもなー。全国大会、お互い頑張ろうぜ!』

 

憧「はいはい…ってアンタ男子でしょ!」

 

『そういやそうだったっけ』

 

憧「ったく、しょーもないボケしちゃって…それで? 個人戦はどうだったのよ」

 

『ああ、決勝で負けたよ』

 

憧「っ……そう、なんだ……」

 

『さすがにレベルが違ったわー。つっても初心者の俺があそこまで行けたんだし、満足満足』

 

憧「けっ…しょう、ってことは、三位以内なら全国ってこと、よね」

 

『ん』

 

憧「……あ、のっ! ごめん、私用事あるから!」

 

『ありゃ、タイミング悪かったなー。それじゃまたな』

 

憧「うん…………馬鹿じゃないの。ワザとらしい…なにやってるんだろ。なんて言えば、良かったのかな…」

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最終更新:2014年06月02日 20:06