ホットライン。レベル27
『もしもし? おーい、起きてるかー』
憧「……んん、あと5分」
『ベッタベタすぎだろ! ったく、モーニングコールくれって言うから掛けたんだぞ』
憧「んぅ…血圧低いんだもん…」
『ほれほれさっさと起きる! 顔洗ってきたら目も覚めるだろ』
憧「やー…」
『やーじゃねーっつの! 何か用があるんだろ?』
憧「うー…しずと映画見る…」
『それなら着替えもいるな。化粧は?』
憧「する…」モゾモゾ
『少しは時間かかるだろ? 待ち合わせは?』
憧「9時半…」
『ほら急げ! 布団から起き上がれば嫌でも目は覚める!』
憧「うぅー…おはよー…」
『おはようさん、それじゃあ準備するんだぞ?』
憧「はぁい…ありがと」
『どーいたしまして。ったくお前も結構ポンコツっぽいとこあるんだな…遅れないようにな』
憧「分かってる…ばいばい」ピッ
憧「だーれがポンコツよ…そんなんじゃないっての…もうちょっと、あと1分だけ…」