ワールドカップ


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絹恵「ちゅーわけで、11対11なんや。これはワントップって言って…」

 

洋榎「ほーん、なるほど全然分からん」

 

京太郎「まあ雰囲気でもいいんじゃないですかね…あの、朝早く呼ばれたのって、これのためですか」

 

絹恵「当たり前やん。このためにサボっ…特別な用事やろぉ?」

 

京太郎「サボるのはともかく…七時からでいいじゃないですか。なんで五時から…」

 

絹恵「手越君が出るやん」

 

京太郎「ミーハーか! ったく…洋榎先輩? 起きてます?」

 

洋榎「起きとる起きとる…おきとるでー…」ガックンガックン

 

京太郎「むちゃくちゃ舟漕いでるし…っと」

 

洋榎「すぴー…」

 

絹恵「あー、ホンマ手越くんええなー」

 

京太郎「こっちはマイペースだし。肩は重くないけど、髪の毛が首筋に当たってくすぐったい…」

 

洋榎「ん…んー…」

 

 

 

絹恵「さあ始まるで! おねーちゃん起きて!」

 

洋榎「ふあ…なんやこの枕、固いー…」

 

京太郎「そりゃあ男の膝ですからね。むちゃくちゃ痺れるんでどいてもらっていいですか?」

 

洋榎「……え、あ…ひぁっ!? ななな、なっ!」

 

絹恵「え? 長友?」

 

京太郎「どんな耳してんですか…いや、いつもの下ネタよりマシですけど」

 

絹恵「あ! もう始まる! キックオフや!」

 

京太郎「勝てるといいですねー。あと洋榎先輩? 早くどいてもらえると助かるんですけど…」

 

洋榎「あわわわわわわ…」

 

 

 

京太郎「あー、あとちょっと左でしたね」

 

洋榎「おー、惜しいやんか」

 

絹恵「っぐ…イケるで! このまま勢いに乗って攻め立てる! カウンターなんかさせんなー!」

 

 

京太郎「あ、ギリシャの人、一人退場しますね…レッドカードかあ」

 

洋榎「黄色二枚で赤になるんか…これで、えっと…10対11? おー、行けるんちゃう?」

 

絹恵「そらイって欲しいけど…! 気は抜かんといてや…!」

 

 

京太郎「前半終了ですね。そういえば香川って出てないんですよね」

 

洋榎「カガワ? なんでうどんが関係あんねん」

 

絹恵「そら監督の采配やけど…うぅ、頼むでホンマに…」

 

 

絹恵「はー…休憩の間、コーヒー淹れてくるわ。京太郎はブラック?」

 

京太郎「すみません、ブラックでお願いします」

 

洋榎「絹ー、おねーちゃんもブラッ」

 

絹恵「いつものミルクたっぷり砂糖入りでええやろ? UCC以上の」

 

京太郎「うえ……」

 

洋榎「き、絹ー! ゆーたらアカンやろ!」

 

 

 

京太郎「後半戦もなかなか点入らないですねー」

 

洋榎「負けへんならええんちゃう?」

 

絹恵「いやいやいや、引き分けでも絶望的やって…ここで勝っとかんと!」

 

 

京太郎「あー、惜しい。結構シュート蹴ってるんですけどねー」

 

洋榎「なんや全然入らんなぁ。攻めとる違うん?」

 

絹恵「攻めてるけど…でも、なんか…」

 

 

京太郎「あー…終わっちゃいましたねー」

 

洋榎「ヘロヘロやなー。でも頑張ったん違う? 負ける言われとったんやろ?」

 

絹恵「……あぁ…なんやねんこの采配…」

 

 

 

京太郎「絹恵先輩? えーと…大丈夫ですか?」

 

絹恵「…ん、大丈夫やってこれくらい…しゃーないしゃーない…」スック

 

洋榎「絹ぅ? どこ行くんやー?」

 

絹恵「部屋行くわー…京太郎、ゆっくりしてってな…」

 

京太郎「あ、すみません…洋榎先輩、絹恵先輩大丈夫ですか?」

 

洋榎「大丈夫大丈夫。落ち込んでもちょーっとしたらすぐ復活すんねんでー」

 

京太郎「へー…メンタル強いんですね」

 

洋榎「せやで? まあいっつも部屋に行って、なんか変な声出しとるんやけどな」

 

洋榎「多分そろそろ聞こえてくると思うわー。何しとるんやろ?」

 

京太郎「帰ります、今帰ります。すぐに!」