いくと氏のサイトで公開されたメール本文に沿った要約・要点

※公開されたメール本文について

ネタ元のPixivコメント欄より
「メールの公開をするという連絡はあったが、自分は許可を出しておらず返信する前に公開された」 
と返答。 
また、「公開された分はしょうがない」とも述べており、ネタ元の日記に触れられていた
謝罪文への説明追記要求を突っぱね、連絡を絶った部分のやりとりは公開されてない

 

※前置き

事前にいくと氏はネタ元のサイトに掲載されている2011年に発行した小説個人誌の改訂版を読み
拍手より「影響を受けた話を描きます」と送っている(いくと氏手紙1通目より)

 

【2014.01.12】

1通目(いくと氏→ネタ元) 

「pixivに改めて投稿されたものを読み返してみたところ、
描いている話が影響を受け過ぎているのではと悩んでいると相談」

 ネタ元がこの話関係で一時サイトを仮閉鎖していたことに触れる
 頒布予定のイベント開催1ヶ月を切っているのであせりを感じている
前置きと違い、オフ本として発行するのを前提としている
 あとがきに人様の影響を受けていると書く予定
 話をそのまま漫画にしたわけではない
(等を告げるが、具体的な影響内容やどうしたらよいか?など指示を仰ぐ言葉はない)

 

2通目(ネタ元→いくと氏)

「どのような話を描いているかわからないので何とも言えないと返事」

 不安なら自身が納得出来る方法を取ってくればよい
 あとがきにネタ元の名前を書いて頂いた方が対応はしやすい
 執筆に直接関わっていないため名前を出すことに抵抗があるなら、ざっくりでもよい
また直接関わりはないと書いても構わない

 

【2014.01.16】 

3通目(ネタ元→いくと氏)

「2通目が不安を煽ったかもしれないとフォロー」 

 いくと氏が気持ちよく自身の本が出せればよい
 「お叱りきちんとお受けします」とあるが自分はそんな立場ではない
 本を作るのは大変だろうが、頑張って満足のいく形での発行をして欲しい

 

【2014.01.17】 

4通目(いくと氏→ネタ元) 

「ネタ元の本での明記について」 

 返信が遅れて心配させてしまい申し訳ない。2通目だけでも意図は汲み取っているので安心して欲しい
 ネタ元の指摘通り発行するのは自分なのに伺いを立てるのはおかしかった 
 考えた結果、人の作品の影響を受けたこと、名前は伏せるが本人は執筆に一切関わりないことを記載しておく
また連絡済みである点も 
 万が一ネタ元に連絡がいったら、「発行には一切関わってないので自分のもとへ連絡して欲しい」と言って欲しい

 

【2014.01.24】 

5通目(ネタ元→いくと氏)

「ネタ元に作品の影響について問い合わせがあった報告、サンプルを見ての見解」 

  • いくと氏の作品がネタ元の作品そのままではないか
  • 影響元の記載がないが本当に許可を取っているのか

との問い合わせがあった
 同じようなアクションが届いてないだろうか?
こちらが相談を受けていたのに十分な対応をしなかったために、いくと氏が不快な思いをしていたら申し訳ない
 サンプルを見て、執筆自体にこちらは関わっていないので、流れはいくと氏が考えたものだが
ネタ元の影響がわかる場面が続き、問い合わせのように感じる人もいるので、
サンプルのキャプションにネタ元の作者・作品名の掲載、入稿がまだなら奥付にも名前の記載をお願いしたい
 こちらにあった問い合わせについては、こちらできちんと対応する

 

6通目(いくと氏→ネタ元) 

「原稿を一度見て頂きたいと提案」 

 こちらに問い合わせは来ていないが、某所(2chの他スレ?この時点でいくと氏のスレはありません)
で話が挙がっているのは友人経由で知っている
 サンプルのキャプションへ作者・作品名、本の奥付にも同様の記載をする 
 作品そのままという問い合わせについては、口頭だとどうとでも説明出来てしまうので
完成率は90%ほど(ほぼペン入れ完了) だが、実際の原稿をネットダウンロードなどで見て頂きたい
 中身を把握して頂いたほうがわかりやすいと思うが、その判断はおまかせする
 ほか情報掲示で必要があれば申し付けて欲しい

 

7通目(いくと氏→ネタ元) 

「サンプルに記載した報告」 

 サンプルキャプションに記載(投稿ファイル2P目の注意書きも変更)をしたので確認をお願いする 
またpixivにあるネタ元作品へのリンク許可も頂ければ記載したい
 そちらに届いている問い合わせは大丈夫だろうか?他にも来ていたら申し訳ない

 

8通目(ネタ元→いくと氏) 

「リンク許可。完成率90%であるなら完成に向けて頑張って欲しい」 

 5通目であった問い合わせに対して、まだ反応はないが

  • ネタ元は一切執筆にかかわっていないこと
  • 事前に影響を受けている事についてのやり取りがあったこと

をしっかりと伝えた
 ネタ元作品に念のためリンクを貼って欲しい
こちらからも応援リンクを貼れば納得して頂けると思うが、貼らせて貰って構わないだろうか?
 原稿確認については、完成率90%ならば完成に向けて頑張って欲しい

 

9通目(いくと氏→ネタ元) 

「両投稿作品間の相互リンク了解」

 

【2014.01.25】 

10通目(ネタ元→いくと氏) 

「友人からのアドバイスで原稿確認をしたい」

 アドバイスやお問い合わせを顧み、
自分が先に確認をした方がいくと氏の不安が減るのではないかと思った
なので原稿をアドレスのほうまで転送してもらい、確認させてほしい
 また、出来ればいくと氏自身が影響を受けたと感じているところを箇条書きで添えてほしい 
 お金を払って読むべきものの提示をお願いし、申し訳ない

 

11通目(ネタ元→いくと氏) 

「不安に思っているのに箇条書きにしろは酷だった、原稿を見て判断することへの戸惑いなど」

 

12通目(いくと氏→ネタ元) 

「原稿を送る件」

 最初に影響部分を言葉で伝えるべきだった。酷とは思っていないので安心して欲しい
 無料で原稿を読むことについても気にしないで欲しい
 このような文章でのやりとりがあまりないので、うまく伝えられそうにない。申し訳ない
 原稿データを宅ファイル便で送信する
 ご友人にも心配かけて申し訳ないと伝えて欲しい。データに不具合があった場合も連絡下さい

 

【2014.01.27】 

13通目(ネタ元→いくと氏) 

「原稿を読んで、オフ本頒布は遠慮して頂きたい」 

 サンプルではそれほどには思わなかったが、影響が色濃く出ていると感じた

  • 原作にないシーンがかなり重なっている点
  • モノローグなどで伝えようとしていることも似ている部分が多い点

を指摘
 異なる部分もいくつか挙げ、違いもあるがやはり全体的に影響を受け過ぎている 
 漫画といういくと氏の表現であるし、これだけ描くことは大変だと存じている
影響を受けた作品としてpixiv公開や無料頒布なら構わない
 自分の感情をはっきり伝えるなら、オフ本頒布は遠慮して頂きたい
 最終的な判断は発行するいくと氏にあるので、納得のいく判断をしてほしい
 影響を受けたとしても、丁寧に描いて貰ったことは嬉しく、発行前の作品を見せて頂きありがたく思う
 追伸:友人には問い合わせの件のみを相談しているが、勝手に第三者へ相談したこと不快に思われたら申し訳ない

 

14通目(いくと氏→ネタ元) 

「表紙入稿・印刷代入金が済んでいるので他の方法で発行させてもらえないか」 

 「オフ本はご遠慮願いたい」という言葉は重く受け止めている 
 こんな内容なのにもっと早く伝えなかった自分に非がある
(としながら)
 イベント2週間を切った今このような結論を伝えられるとは思っていなかった
 
汚い話だがすでに表紙入稿・印刷代入金が済んでいる
相当数を予定していたので結構な金額である
 
そこで申し出にあった「無料配布」いう手を持ち出させてもらうが

  • オフ本としてこのまま印刷発行するが、一切利益が出ないよう値段調整する
  • 相当金額動くので書店委託はしない
  • 奥付にネタ元のサイトURL記載(現在ネタ元の作者・作品名のみである)
  • 他追加記載希望があればそれに従う

といったものではダメか?
 印刷代は領収書を発行し金額提示もきちんととり行う
 ネタ元が「それでもちょっと…」ということであれば、印刷をキャンセルしオフ本の発行は控える
(…など、「無料配布」の意味を履き違えているとしか思えない提案をする

 

15通目(ネタ元→いくと氏) 

「キャンセル料はどの程度か?一部負担する考えを示す」 

 オフ本発行の経験が2度ほどと少なく過去の事であるため、表紙の入稿締切や事前入金を失念していたことを詫びる
 利用印刷会社のキャンセル料規定について質問
 規定によっては一部返金されるので、このまま発行して無料配布するより損失が少ないことを提案 
 オフ本頒布して欲しくないのは自分のわがままなので、どういったキャンセル料の場合でも一部負担する考えである

 

16通目(いくと氏→ネタ元) 

「表紙印刷完了報告、キャンセル料の金額提示」 

 利用した印刷会社をあげ、表紙はすでに印刷完了と報告 
 印刷会社から告げられたおおよその金額(表紙の印刷代?キャンセル料が発生しない点は印刷会社へ裏取り済み
と発行予定部数、入金済みの金額を提示
 
自分でも予想してなかった金額だったと告げる

 

17通目(いくと氏→ネタ元) 

「ブックマーク数も500に達している。今発行をやめるのはお互いのためにもよくない」 

 こちらも勝手ながら友人に相談させてもらった。自分贔屓な意見かもしれないが聞いて欲しい

  • サンプルからもネタ元に相談したうえで発行予定なのは誰にでも伝わっている
  • ブックマーク数も500に達している

「それを突然発行中止するのは、今後ネットで活動していくお互いのためによくない」と言われた
 発行にNGを出したのが、元ネタ作品関係でいろいろ事情があったためか、別の理由かはわからない
(ネタ元は影響を受け過ぎてると感じたからとはっきり理由を述べている
 このような経験がなく自分でもどうしたらいいかわからない
 キャンセル料の金額が相当に大きいのでこのまま発行させて頂けないかと思っている
(繰り返すがキャンセル料が発生しない点は印刷会社へ裏取り済み

 

18通目(ネタ元→いくと氏) 

「オフ本は出して欲しくないが、多額のキャンセル料の発生を聞いて押し通すの難しい」

 許可を出したのはいくと氏の作品を読む前であり、影響を受けているというのがここまでとは思わなかった
 「読む前の許可」と「読んだ後の判断」を同じ意見として受け取らないで欲しい
 オフ本で出して欲しくないというのも自分の気持ちで、多額のキャンセル料が発生すると聞いては押し通す気はない 
 オフ本は予定通り発行して構わないが、以下の事をお願いしたい

  • はじめの注意書きページにネタ元の作品名の明記
  • 奥付にネタ元の作者名、pixivに投稿されたネタ元作品のURL明記
  • 本文での説明を「影響を受けて出来たお話です」で止め、その後の文章は消して頂くこと
    (「影響を受けて出来たお話です」に続き、「内容は自身で作ったもの」とあった)
  • ネタ元のpixiv作品での案内も文面を変えさせて頂くこと
    (8通目で触れているリンク時の説明と思われる)

 頒布方法などは口出しすることではないので、いくと氏にお任せする 
 いくと氏の表現を発表することは問題ないが、ここまで影響を受けた作品をオフ本頒布するのはどうかと感じる 
 元ネタ作品は必死に考えて出来た話で、その影響を受けた構成や全く同じモノローグがある話を、
いくと氏が考えた話として発表されるのは嫌だと思った

 いくと氏の話にしかない部分もあるので「話は自分で考えた」と主張しなくても読み手に通じるはず 
影響を受けている自覚があるなら「話をすべて自分で考えた」と思わせるようなことは控えて欲しい
 不安にさせてしまったことは本当に申し訳なく思うが、それでもこちらの意見を立ててくれようとして下さって感謝する

 

19通目(いくと氏→ネタ元) 

「発行のための話を進める内容」

 お言葉ひとつひとつ、重く受け止めた(としながら発行中止の選択はせず
 決してネタ元の作品をそのまま表現しようと思ったわけではない
 こちらこそ内容を確認して不快にさせてしまったが、それでもこのように丁寧な対応を下さり感謝する
 ネタ元の出した条件を受け入れる報告。不安ならば確認用に1冊無償で郵送する提案
 本文の締め切りは2/3正午なので、他に付け加える点があればギリギリまで入稿を止めておく
 今回の件に関して今後一切自分から第三者へ話すことは絶対にしない
(しかし、釈明サイトではネタ元の許可を待たずにメールを全文公開している
 内容に関して感想や質問を頂いた場合は、ネタ元の作品が中心にあることをしっかり伝える

 

【2014.01.28】

◆20通目(いくと氏→ネタ元)

「やはり発行しない方向を考えているが嘘の中止理由を発表したい」

 指示を求めておきながら、ネタ元の意思を無視して発行するのは心苦しい
 ただ、発行しないことによって(17通目で触れたように)一部から訝しまれることが想定される
なので、きちんと許可は頂いたがデータを破損により新刊を落としたことにしたい
 金銭に関しては自分で発行中止の答えを出したので1円たりとも請求する気はない
しかし多額の金額を伝えてしまったため、ネタ元が気負ってしまうなら少量の金額は受け取る
(再三の繰り返しだが、キャンセル料は発生しない。この場合、キャンセル料として表紙代の一部を負担させることになる

 

◆21通目(いくと氏→ネタ元)

「発行中止の判断直後に公開方法の話やお金の話は失礼でした」

 

◆22通目(ネタ元→いくと氏)

「発行中止によるトラブル懸念。嘘の発行中止理由で納得できるのか?」

 こちらの提案をきちんと守ってくれれば発行することに問題はない。頒布方法にも口は出さない
 そちらの言うとおり発行中止により怪訝に思われることは避けられない
 影響の件について複数回説明を書き換えた後で、「データの破損」で発行中止は不自然ではないか
 問い合わせが来ていることからも注目されているのは確かで、ネタ元が責められる可能性もありえる
その場合そちらからのフォローは得られるのか?
 それでも発行をやめるというなら「データの破損」と偽るのではなく、
「影響を受けた部分が存在することから発行を取りやめた」と説明して、

サンプルを挙げてしまったpixiv上にアップする方がいいと思う
 発行する心苦しさから取りやめたのに理由を偽るのはどちらにしろ心苦しさが残るのではないか
 
金銭に関しては発行をどうするか決定してから話したい

 

◆23通目(いくと氏→ネタ元)

「本当に発行してしまって大丈夫か?」

 このまま発行をやめた場合事情を疑われお互い損しかないこともわかっている
 発行中止に関してネタ元に何かあった場合こちらには何もできることはない
その点を考えると発行させていただいた方がいいのかなと思っている
 「納得している」というネタ元の言葉を疑うわけではないし、
最終的に私の判断になることはわかっているが本当に発行してしまって大丈夫か?

 

◆24通目(ネタ元→いくと氏)

「本音を言えば発行はしてほしくない」

 心からの本音を言えば発行はしてほしくない
キャンセル料やサンプルアップ後でなければ発行は遠慮して頂いていた
 どうしたら互いに納得できるか考えていた時に「ブックマーク数も500に達したから」(17通目)
と言われ私の意思とはなんなのだろうとすら思った
 いくと氏に損失を与えたいわけではなく表現を殺して欲しいわけでもない
 こちらが納得するための条件を受け入れてくれたことで、発行されても構わないと思えるようになった
 「データが破損した」と偽って作品をお蔵入りさせることには納得できない
 納得できるのはこのまま発行し昨日のメールでの約束を守ってくれるか
作品を全文pixiv上に上げて発行を取りやめるかのどちらかのみ
 約束通り発行後も元ネタの作品を蔑ろにしないでいてくれるなら発行されても構わない
 「本当に発行してしまって大丈夫か?」と訊かれ「大丈夫です」と言えるほどできた人間ではない
「納得」は様々な点を踏まえた「譲歩」であることは決して忘れないでいてほしい
 これにてやり取りを切り上げさせてもらう

最終更新:2014年03月08日 01:39