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照英がバトルロワイアルに参加させられてる画像ください ◆i7XcZU0oTM





「こ、ここは……?」

 ぼんやりしていた意識がやっとはっきりしてきた。

「…………一体、何がどうなっているんだろうか?」

 ……分からない。何がなんだか、理解できない。
 僕が、何故ここにいるのか、分からない。

「そうだ、殺し合い!」

 分からない事だらけで混乱しかけていた頭が、はっと我に帰る。
 そうだ、殺し合い。
 僕は、殺し合う気なんて全くないから、そこは心配ないけれど。
 僕の知り合いもいるのだろうか……?
 そう思うと、急に不安になってくる。
 もし、僕の知らない場所で、殺されてしまったら?
 そう考えると、不安で胸が締め付けられる。

(……お、落ち付け。落ち着くんだ。まだ、知り合いがいると、決まった訳じゃない)

 まだ、知り合いがいると決まった訳じゃない……。
 裏を返せば、知り合いがいないと決まった訳でもない……。

「……負けちゃいけない、いけないんだ……」

 それでも、やっぱり怖いし、心細い。
 こんな、場所だからだろうか?
 辺りを見回せば、闇に染まる樹木たちが、風でガヤガヤと揺れている。
 まるで、「逃げ場なんてないぞ」と、囃し立てるように……。

「一体、何だっていうんだ……」

 とにかく、ここにいても始まらない。
 バッグを背負い、とぼとぼ歩き出した。










「……あっ」
「おやおや、こんな所に人がおったとは……」

 とぼとぼ歩き続けていると、向こうからお婆さんが歩いてきた。
 いかにも柔和そうで、優しそうなお婆さんだ。

「あっ、お婆さんも参加させられているんですか……?」
「そういう事になるのう」

 そう言うと、お婆さんは一瞬悲しそうな表情を浮かべる。

「お互い、運が無いですね…………」
「そうじゃな……じゃが、それでもまだ運は尽きておらんようじゃぞ」
「えっ?」
「君と出会えた事が、幸運じゃった。1人では、何をするにも心細いからの」

 ……やっぱり、お婆さんも心細かったんだ。
 さっきの僕と、同じように。
 誰だって、1人じゃやっぱり寂しいよね。

「……と言う訳じゃ、わしと一緒に行ってはくれぬか? 老いぼれ一人じゃ、不安じゃ」
「もちろんですよ! お婆さんを一人にしておく訳にはいかないですし」
「ふぉっふぉっふぉ、頼もしいの」


 頼りにされるのは、素直に嬉しい。
 でも、僕は……。
 ただの、モデルだ。特別、優れている訳じゃない。
 でも……もしも、何かあったら。
 何かあったら、僕がこのお婆さんを守らなきゃならないんだ。
 そう思っていた時……。
 まるで、僕の心の中を読みとったかの様に、お婆さんが僕に問いかけた。

「この先、どうなるか分からん。私の鞄に入っていた物じゃ、役に立つかどうかは分からんがの……」
「…………金属バットですか」
「一応、武器の代わりにはなるじゃろうて。一応、お前さんのも確認してみてはどうじゃ。もしかして、
 そのバットより役に立つ物があるかもしれんしの」

 はっ、と気がつく。
 僕も、あの鞄を持たされていたんだった。
 それなら、僕の物にも、何か役に立つ物があるのかもしれない。
 ……確証はないけれど。
 僕のには何が入ってるのかな…………。
 ある種の期待を抱いて、中の物を取り出した。
 ……けど、中に入っていた物は、思っていたよりいい物じゃ無かった。

「サーフボードに…………冷蔵庫と水着!?」

 一体、こんな大きな物をどうやって入れたんだろうか……。
 気にはなるけれど、とにかく、入っていた物は仕方が無い。
 ……でも、この3つの物は、どう考えても役に立ちそうにないなあ。
 半分落胆しながら、冷蔵庫の扉を開けると……。
 一番、目立つ場所に紙が貼り付けてあった。

「えっと……『スク水姿の照英が冷蔵庫でパトカーを破壊している画像下さい』?」
「……どう言う意味じゃろうか?」
「僕にも、さっぱり意味が分からないです……」

 とにかく、この3つは役に立たないだろうな。
 サーフボードなら、咄嗟の時に盾になるかもしれないけど、持ち歩くには不便すぎるし……。
 いや、冷蔵庫も、一応は盾になるかな?でも、こんな重い物、持ち歩いてられないよ……。
 結局、どれも「将来役に立つかもしれないけど、今は役に立たない」と言う事になった。
 でも、早い段階で分かって良かった、かもしれない。
 だって、早い内に知る事ができるなら、がっかり感も薄いかもしれないから。

「……ここにいても、埒があかぬ。とにかく、他の場所も見に行かんか?」
「そう、ですね。そうしましょう」

 出来るだけお婆さんを心配させないように。
 何ともないように装って返事をした。
 こんなふざけた殺し合いなんて、間違ってる。
 誰も、殺し合う必要なんてないんだ。
 皆で力を合わせれば、きっと、誰も死なないで済むんだ……。
 ……複雑な思いを抱えたまま、僕たちは歩きだした。




【A-3・神社付近/1日目・深夜】
【照英@ニュー速VIP】
[状態]:健康、不安
[装備]:金属バット@現実
[道具]:基本支給品一式、PDA(忍法帖【Lv=00】)、冷蔵庫とスク水@ニュー速VIP、サーフボード@寺生まれのTさん
[思考・状況]
基本:殺し合う気は無い。皆で生きて帰る
1:ここにいても、埒があかない。どこかへ行ってみよう
2:きっと、誰も死なないで済むんだ……

【麦茶ばあちゃん@ニュー速VIP】
[状態]:健康、不安
[装備]:なし
[道具]:基本支給品一式、PDA(忍法帖【Lv=00】)、不明支給品
[思考・状況]
基本:殺し合う気なんぞ無い
1:ここにいても埒があかぬから、他の場所へ行こうぞ
※2人がどこに向かったかは、次の書き手さんに任せます


≪支給品紹介≫
【サーフボード@寺生まれのTさん】
海水浴に行っていた人達を助けた時に乗っていた物。
結局、来ていた人達はTさんのお陰で助かった。寺生まれはスゴい。

【冷蔵庫とスク水@ニュー速VIP】
『スク水姿の照英が冷蔵庫でパトカーを破壊する画像』より。
電源があれば、冷蔵庫は普通に使える。

【金属バット@現実】
ただの金属バット。
あくまでスポーツ用品なので、武器として使い続けるのは厳しい。


No.03:MSKK「不遇キャラってレベルじゃねぇぞ!」 時系列順 No.05:一つ罪なき男女を殺し、二つ開いた殺し合い、三つ卑劣な管理人を、退治てくれよ鬼淑女
No.03:MSKK「不遇キャラってレベルじゃねぇぞ!」 投下順 No.05:一つ罪なき男女を殺し、二つ開いた殺し合い、三つ卑劣な管理人を、退治てくれよ鬼淑女
麦茶ばあちゃん No.31:8→0→1 完成でスーパー戦隊のブルーとピンクタイム
照英 No.31:8→0→1 完成でスーパー戦隊のブルーとピンクタイム