2018年7月1日 福岡-札幌3回戦

スコア

交流戦 福岡-札幌3回戦 藤崎台県営球場(福岡1勝2敗)
札幌 000 000 033-6
福岡 002 012 000-5
(札)唐澤、龍造寺、○菅生、S赤井-美祢
(福)力田、ハーミアン、H宮苑、●大藤、低井-皇后崎、二神

戦評

 熊本の本拠地・藤崎台を舞台に行われた福岡と札幌のゲーム。福岡先発は力田、札幌先発は唐澤。

 試合は1回裏から毎イニング走者が出る忙しい展開に。そんな中で先手を取ったのは福岡。3回、ランナーを1人置いて打席には1番・島津。真ん中に入ったストレートを弾き返すと打球は右中間を抜ける長打コースに。この間にランナーが一塁から一気に生還し1点を先制すると、この後続いたチャンスでも古宿がタイムリーヒットを放って追加点。前のイニングで満塁のピンチを抑えた力田に嬉しい2点の援護が入る。

 一方の札幌は先発・唐澤が2回以降、得点圏にランナーを背負いつつも2失点と粘りの投球を見せるも相手投手の力田を捉え切れず反撃の糸口が掴めない。その中で唐澤は5回、福岡の3番・茂木に低目に決まるSスライダーを上手く掬われるとボールはそのままレフトスタンドへ。技ありの一発で3点目を失うと、6回には回跨ぎとなった二番手・龍造寺が野村・島津に連続タイムリーヒットを浴びるなどで5-0。じわりじわりとリードを広げられる。

 5点のリードを得た福岡は6回無失点の力田からハーミアンにスイッチする。そのハーミアンは7回を3人で抑え、8回もマウンドへ上がる。しかしここで突如制球が乱れ、2つの四死球とヒットで満塁のピンチを背負うと、7番・海月へ投じたシンカーが真ん中に。これを海月が逃さずに引っ張り打つと、打球は低い弾道を描いて左中間へ。ボールがフェンスへ到達する長打コースとなる間に塁上のランナー全員がホームイン。一気に二点差に追い上げ場内の雰囲気が明らかに変わる。

 それでも後を受けた宮苑が後続を打ち取り2点リードで迎えた9回、この日は高島に代わり大藤がマウンドへ。しかし追い上げムード高まる札幌打線を抑えきれずミコヤンにツーベースヒットを許すと、続く海老名にもストレートをセンター前に弾き返され、この当たりでミコヤンが生還、いよいよ一点差に詰め寄られる。更に4番・銀に投じたストレートが甘く入るとこれを銀がフルスイング。真芯で捉えられたボールはぐんぐん伸びてそのままレフトスタンドへ消える逆転2ランホームラン!まさかの5点リードが一転、追いかける展開となった福岡だったがその裏の攻撃は赤井の前に三者凡退で試合終了。終盤で6失点を喫し痛い敗戦となった福岡、逆に札幌は5点差をひっくり返す劇的な勝利に加え、ルーキー・菅生がプロ初勝利を挙げるなど嬉しい事尽くめとなった。

責任投手・本塁打

[勝] 菅 生 1勝
[S] 赤 井 1勝1敗6S
[敗] 大 藤 1敗
[本] 茂 木 3号
 銀  1号

試合詳細

+ ...

打撃成績

+ ...

投手成績

+ ...
最終更新:2018年07月01日 23:49