福岡クローネ

福岡クローネ(ふくおかクローネ、英語:Fukuoka Krone)は、PGBに所属する日本の女子プロ野球球団。
本拠地は福岡県福岡市の福岡PayPayドーム。


概要

チーム名 福岡クローネ
創設年度 2013年
加盟リーグ シンデレラ・リーグ
チーム名遍歴 福岡クローネ
フランチャイズ遍歴 福岡県
本拠地 福岡PayPayドーム
キャパ 38,561人
監督 新城茉莉華
リーグ優勝回数 2回
リーグ優勝 2016、2020
日本一回数 2回
日本一 2016、2020
ユニフォーム リンク

歴代監督

就任年度 監督名
2013~2016 イーリス・アイヒマン
2017~ 新城茉莉華

球団の歴史

2012年

2013年のPGB拡張に伴う新規参入4チームのうちの一つ。東京フレイズ、同じく新規の大阪ナイトブレイカーズとともにシンデレラ・リーグに所属。
選手分配ドラフトでは東京から蛭神鑿子地下知佳宋明淑ら、横浜アクアマリンズから笹原恵らを獲得。ドラフトでは西茨城ハンターズ坂崎翠を1位指名した。

2013年

新規参加チーム同士の対戦となった開幕戦、熊本シルフィード戦を逆転勝利で飾るとカード2連勝でスタート。しかしその後5連敗で失速すると、以降は東京の独走を許したまま勝率5割前後を行ったり来たりに終始する。10月6日の東京戦で敗れて勝ち越しの可能性が消滅、最終的には18勝20敗2分け、勝率.474の成績。
タイトルは猪狩律が最多ホールド、古宿ひまりが本塁打王を獲得している。
オフに笹原らが退団、姫島ジュンが引退し外野守備走塁コーチに就任。真喜城遙横浜アクアマリンズへ放出し剣崎巴廖美花四之宮真帆を獲得。
ドラフトでは豊後国寺社連合大友義姫を1位指名した。

2014年

開幕戦は大阪を相手に3-2で勝利。しかしその直後に5連敗を喫して早々に優勝戦線から脱落してしまう。しかし借金6を下回ることなく中盤戦からは徐々に持ち味を発揮。7月下旬に東京を抜いて2位に浮上すると、以降は大きな連敗もなくフィニッシュ。前年と変わらず2位を維持した。
個人タイトルは坂崎が最優秀防御率、猪狩が2年連続の最多ホールド、敷島秋が盗塁王をそれぞれ獲得。
ドラフトではエチズン海月ミシェルを1位指名した。

2015年

開幕戦で横浜相手に大敗を喫すると序盤はなかなか連勝できず、初めてシーズンで連勝を記録したのは14節でのことだった。その後16・17節と再び連勝し勝率を一旦5割に戻したものの、その後7連敗と2回の2連敗をマークしてしまう。その間に東京と大阪に大きく引き離され最下位に低迷すると、終盤にはシーズン2度目となる7連敗を喫し借金が最大14まで膨れ上がってしまった。最終戦で何とか勝利しワーストタイ記録となる8連敗は免れたものの、投打が噛み合わずPGBワースト記録を更新する年間13勝、勝率.333と屈辱的なシーズンとなってしまった。
個人タイトルは猪狩が3年連続最優秀中継ぎ、敷島が2年連続盗塁王を受賞。
オフにはその猪狩を含む6球団最多9人が退団。広島から桃園涼子、横浜から野村友梨奈、東京から皇后崎はるこを分配トレードで獲得し(野村は移籍と同時に野手転向)、アキラを放出して大阪からアリシア・T・ロドリゲスを獲得するなど再建に着手した。ドラフトでは近江レイカーズ都吉真名を1位指名した。

2016年

神宮に乗り込んでの東京との開幕戦は落としたが、第5節でリーグの首位に立つと以後一度もその地位から降りることはなかった。シーズン2度の6連勝、連敗僅か1回という神がかり的ペースで貯金を稼ぎ、同一リーグはもちろん、マ・リーグ3球団すべてに勝ち越す『完全優勝』で球団史上初のリーグ優勝を達成すると、九州決戦となった熊本とのチャンピオンシップも、初戦こそ落としたが連勝で日本一を勝ち取った。
個人タイトルでは、投手部門でPGB新記録となる22セーブをマークした御剣龍奈が最多セーブ、セットアッパーの宇佐美豊がPGB新記録の16ホールドを含む18HPで最優秀中継ぎ、ルーキー都吉が6勝を挙げて最多勝とリーグ新人王を獲得。野手では移籍組が活躍する中で核弾頭として打線を牽引した敷島が、大阪の伊達青葉と最多安打のタイトルを分け合った。
シーズン終了後、イーリス・アイヒマン監督が退任。さらに分配ドラフトで守護神の御剣龍がエミーネともに名古屋へ、先発の柱だった都吉が竹之子歩夢金色希子銀愛美琉海月ミシェルの4選手と札幌に移籍することが決まり、諸星美唯も横浜へ移った。
その後、後任には西茨城ハンターズで活躍し、アイヒマンの後輩でもある新城茉莉華が就任。他球団からの補強は行わず、ドラフトでは大和林間高校星空小夜を1位指名し、大阪との競合の末獲得に成功した。

2017年

競合の末獲得した星空を開幕投手に立てて臨んだ開幕戦は、
あと一死で勝利という場面で上村出雲に逆転本塁打を浴びて敗戦という悔しい結果に。
その後は勝率は半々といった状態で進んでいったが、5月21日の札幌戦で星空がPGB史上二人目、
シ・リーグでは初のノーヒットノーランを達成。
そこから三連勝とし首位・大阪の背中に迫るも、その後四連敗で痛い三位転落。
再浮上することはできず三位でシーズンを終えた。
しかし、前述の星空のノーヒットノーランのほか、ルーキーの島津久美が首位打者・最多安打の二冠に輝き新人王、
アリシアが最多本塁打、神本彩羽が最高出塁率と個々の輝きを見せた。
オフには敷島、日野五十鈴長見根飛鳥といったベテラン陣をはじめ持村玲央
羽鳥菜々音の計5名が引退・退団。敷島の背番号24は敬意番号に認定された。
東京から大藤彩音スヴェートラナ・ウスペンスカヤとのトレードで獲得。
ドラフト会議では東海オートモーティブ茂木恵を一位指名し獲得した。

2018年

開幕投手は前年から投手転向した村坂一姫
大阪のエース樋口美遥との一戦は両者譲らぬ投手戦となり、引き分けからのスタートとなった。
翌試合からは前年から引き続き好調な打者陣を軸に二位につけ首位浮上を狙うが、
7~14節の交流戦では唯一シ・リーグ勢で勝ち越すことが出来ず(4勝4敗)最下位に転落してしまう。
さらに4連敗もあるなど苦しい戦いを強いられるものの、二度目の交流戦では勝ち越し、
大阪・東京の不調とあいまって二位に浮上した。
しかし33・34節の大阪戦に敗れ三位とすると
絶好調の名古屋の勢いを止めることができず、36節での直接対決に敗れ
目の前で胴上げを許す憂き目に。前年同様三位でシーズンを終えた。
個人タイトルでは宇佐美が二年ぶり二度目の最優秀中継ぎに輝き、
島津がPGB記録となる打率.384を記録し二年連続の首位打者と最高出塁率を、
古宿が最多打点、大友義姫が最多安打を獲得した。
オフには野崎百合佳が引退しコーチ専任に、ノーヒッター・星空、力田芽瑠が引退・退団。
トレードは札幌の龍造寺蘭佐伯蕨とのトレードで獲得したほか、
金銭トレードで嘉祥寺千弦桃園涼子を大阪に放出した。
ドラフト会議では阿武隈高等学校月夜希を一位指名し獲得。

2019年


チーム成績・記録

年度別成績

年度 順位 試合 勝率
2013 2 40 18 20 2 .474
2014 2 40 17 21 2 .447
2015 3 40 13 26 1 .333
2016 1 40 29 11 0 .725
2017 3 40 16 21 3 .432
2018 3 40 19 19 2 .500
2019 2 40 26 14 0 .650
2020 1 40 22 18 0 .650
2021 4 40 14 26 0 .350
2022 3 40 19 19 2 .500
2023 3 40 20 20 0 .500
通算:11年 440 213 215 12 .498
  • 太字は日本一のシーズン

タイトル

  • リーグ優勝:2回(2016年、2020年)
  • 日本一:2回(2016年、2020年)

歴代開幕投手


チームの特徴

  • チーム名はドイツ語で「王冠」を意味する「krone」から取られたもので、「プロフェッショナルとしての誇りを持って優勝へ突き進んでほしい」と言うオーナーの願いが込められている。

所属選手

コーチ・スタッフ

名前 背番号 役職
新城茉莉華 90 監督
ヘッドコーチ
糸数由夏 79 投手コーチ
謝花朱音 94 打撃コーチ
鍵屋涼 70 外野守備走塁コーチ
松浪紫乃 100 スタジアムDJ
コルナちゃん 567 マスコット

投手

名前 背番号 備考
沓掛真白 0
清水悠希 13
千田晴生 15
野留加そるか 17
木幡神楽 18
御剣すざく 21 横浜アクアマリンズから移籍
坂崎翠 28
祝部杏幸 29
大代まなみ 34
龍造寺蘭 41
東和夏紀 44 2023年ドラフト2位
辻堂綾 54
御剣すざく 21

捕手

名前 背番号 備考
宮島晴海 16
比嘉龍樹 19 2023年ドラフト3位
大下彩希 23
小山内まひろ 37
斉藤綾 49

内野手

名前 背番号 備考
エミーリア 2
松波絢音 6
緋崎玲香 8
アリシア・T・ロドリゲス 20
天塚聖 25

外野手

名前 背番号 備考
高村翔子 1
ライオネス・L・ホワイト 5 2023年ドラフト1位
芹野希咲 35
野村友梨奈 47
長谷川秋音 96

OG選手

あ行


か行


さ行


た行


な行


は行


ま行


や行


ら行


わ行


監督・コーチ

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最終更新:2024年02月05日 23:02