2014年5月25日広島-東京1回戦

スコア

リーグ交流戦 広島-東京1回戦 広島メモリアルスタジアム(広島1勝)
東京 100 300 000-4
広島 600 043 31X-17
(東)●佐藤、樋口、対馬、柳生-皇后崎
(広)○関、咲良-城下

戦評

 昨季王者の東京と、今季マ・リーグ首位を走り続ける広島が、今季初めての交流戦。

 広島先発は、2連続完投勝利&前回は無四球完封と好調のルーキー・関。
 しかし1回表、東京は相坂のタイムリー内野安打で1点を先制する。

 一方、東京の先発は6回2/3を4失点で敗戦して以来、2度めの先発となる佐藤。
 1回裏。広島打線はいきなり1・2番の葦川、芝原が粘りに粘って連続四球。ここで青木がタイムリー2ベースを放ちあっという間に同点に追いつく。
 さらに伊達のタイムリーで逆転すると、折笠の犠牲フライで3-1。続く岡崎のセンターライナーを相坂がグラブに当てながらも落球してしまい、エラーが記録され、4-1。続く城下が外角低めのストレートをレフトへ流し打ちするタイムリーで2点が追加され、いきなり6-1と広島が大量リードを獲得する。

 しかし4回表、立ち直りかけていた関を東京打線が攻め込み、2死満塁のチャンス。ここで乙川の当たりはショートゴロとなるが、これを名手・高倉がまさかのジャッグル。どこにも投げられずオールセーフとなり、東京に1点が入る。すると続く模都がセンター前へタイムリー! この回3点が入り、4-6と東京が追い上げる。

 一方、2回以降は立ち直っていた佐藤だったが、5回裏、2死から今度は東京セカンド・早緒原の暴投でバッターの高倉が2塁へ。岡崎四球後、城下が今度は右中間を深々と破る2点タイムリー3ベース! 広島が欲しかった追加点を挙げ、8-4と突き放す。

 東京はここで佐藤をあきらめ、樋口を2番手のマウンドへ。しかし樋口が葦川をストレートの四球で出してしまうと、続く芝原がストライクを取りに来たチェンジアップをライトへ打ち返す2ベース! 2者生還となり、10-4。広島が大きくリードを広げる。

 さらに6回裏、広島は小清水、折笠の連打から高倉が4号3ラン! この後、城下、葦川にも連打が出たところで、我慢し続けていた東京ベンチもついに樋口を降板。対馬が後続を抑えてようやくチェンジとなるが、試合は13-4とワンサイドゲームとなった。

 この後、7回裏には高倉が今度は満塁で走者一掃のタイムリー2ベース。対馬も打たれて16-4。8回裏にも小清水のタイムリーで17-4となる。

 大量リードに支えられた広島・関は8回まで投げ抜き、9回は咲良が三者凡退に抑えて試合終了。広島が圧勝で東京との交流戦初戦を制した。広島は、開幕5連勝以来のひさびさの連勝。貯金もその時以来の5に戻した。また、両リーグ最短で10勝目に到達。

 広島打線は14安打で17点。東京投手陣が合計10四球、守備陣が4失策という厳しい内容だったことが響いた。先発の関は、大量リードもあって無傷の3連勝。

 敗れた東京は借金1。この結果、シンデレラ・リーグは大阪が単独首位となった。
 なお、東京はこれで今季交流戦1勝6敗。さらに今季、神波と並んでの先発の柱で2勝を挙げていたキャリオンがこの日2軍降格。シーズン前から言われていた台所事情が厳しくなっているなか、救世主は現れるのか?

責任投手・本塁打

[勝]  関  (3勝)
[S]
[敗] 佐 藤 (2敗)
[本] 高 倉 5号③(樋 口)

試合詳細

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打撃成績

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投手成績

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最終更新:2014年05月26日 01:01