スコア
リーグ交流戦 福岡-横浜4回戦 藤崎台県営野球場(熊本2勝2敗)
福岡 001 210 000-4
熊本 001 400 00X-5
(福)●野崎、央持-山口、二神
(熊)○毒島、H堤口、H真壁、S津田-黒丸
戦評
前節、逆転に次ぐ逆転の末、九州シリーズ3戦目を制した福岡。奇跡の逆転優勝に向け、なんとしても連勝したい。
一方、いよいよ絶体絶命となった熊本。ホーム藤崎台で勝てない状況のなかで、九州シリーズの戦績を五分に持ち込めるか。
先発は熊本が毒島、福岡が野崎と、ともに4勝1敗同士の対戦。また、福岡は山口が公式戦で初のスタメンマスク。
1回表、福岡は風間の2ベースが出るが、後続倒れて無得点。
2回裏、熊本が2死1・2塁のチャンスを作るが、これも無得点に終わる。
3回表、福岡は長見根がヒットから盗塁を決めると、風間がタイムリー。1点を先制する。
3回裏、熊本も水沢の2ベースに続き、横川のタイムリーですぐさま同点にする。
しかし4回表、福岡は大友の四球、山口のヒット、日野のバントで1死2・3塁と絶好のチャンスを作ると、敷島の犠牲フライでふたたび勝ち越し。さらに長見根もタイムリーで続き、3-1! 福岡が2点をリードする。
ところが、熊本も4回裏、姫ノ島のヒットと福田の四球で無死1・2塁とすると、武雷が2試合連続となる10号3ラン! 前日と同じ展開で、熊本が4-3とすぐさま逆転する。
熊本はさらにエラーと盗塁でチャンスを作ると黒丸のスクイズで1点追加。5-3と逆に2点リードを奪った。
それでも福岡も5回表、2死から古宿のヒットに続き、大友がレフト線を破る2ベース。これで1点を返し、5-4。前日に続いての乱打戦の様相となる。
5回裏、熊本は1死1・2塁とまたも野崎を攻めこむが、ここから野崎がようやく立ち直り、後続を斬って無得点。
6回表・裏は両投手が抑えて、試合は1点差のまま終盤戦へ。
7回表、熊本は毒島に代えて2番手として、1軍に戻ったばかりの堤口を投入。堤口は古宿に死球を与えるもしのぎ、福岡はこの回も無得点。
8回表、こうなれば熊本はセットアッパーの真壁を投入し、守備固めの態勢に入る。
しかし真壁のコントロールがこの日は乱調気味。福岡は先頭の山口がヒットで出ると、1死後、敷島が四球で1死1・2塁とする。
ここで福岡は、今日3安打と大当たりの長見根に、あえて代打・蛭神。
蛭神がレフトフライに倒れると、続いて廖にも代打の切り札・村坂を送るが、真壁が切れの良いスライダーを投げ切ってライトフライ。福岡の代打攻勢を真壁が凌ぎ切り、試合は5-4のまま。
8回裏、熊本打線を福岡2番手・央持が抑えて、試合は9回表へ。
9回表、熊本はストッパーの津田がマウンドへ。
福岡は先頭の風間がヒットで出塁するも、四之宮、五五一が連続三振。昨日は上手く行った積極交代策がこの日は裏目に出る。
それでも、大友が津田のスライダーを執念でセンター前へ落とし、2死1・2塁!
ここでバッターは、代走からキャッチャーで入っていた二神。
津田のスライダーが甘く入ったところを、二神が捉えてレフト線への鋭いヒット!
ところが、ちょうどレフト線寄りに前進守備をしていたレフトのトゥーリがボールを取り、ストレートでバックホーム! ランナーの風間をキャッチャーの黒丸が巧みにブロックし、ホームのクロスプレイはタッチアウト!
最後は、熊本の守備固めが的中した見事なプレイで守りきり、熊本が勝利。熊本はチーム、そして藤崎台での連敗を引き分けを挟んでの2で止め、広島のマジック減少を阻止した。
先発の毒島は5勝目で、広島・桃園と並ぶハーラートップ。
一方、福岡は九州シリーズ最終戦を勝利で飾れず、2年連続の九州シリーズ勝ち越しはならず。今季の九州シリーズは2勝ずつの五分で終了した。
なお、大阪のマジックがひとつ減って3となったが、福岡と東京が同率2位で並んだため、対象チームが2つに増えることになった。
責任投手・本塁打
[勝] |
毒 島 |
(5勝1敗) |
[S] |
津 田 |
(1敗6S) |
[敗] |
野 崎 |
(4勝2敗) |
[本] |
武 雷 |
10号③(野 崎) |
試合詳細
打撃成績
投手成績
最終更新:2014年08月28日 00:31