アーキリスタ

アーキル連邦政府情報雑誌 アーキリスタ

 

リューリア、あっぱれアーキル完全勝利!!

全8艦隊を投入したリューリア艦隊戦はアーキルの大勝利に終わった。
首都ラオデギアでは本日未明、この激戦を戦い抜いた艦隊が続々とドック入りを果たした。
勇敢な兵士たちはいまだ連邦が勝利した事実を受け入れることができずにおり、現在セントラルタワー管轄の大学病院にて休養をとっている。

テトラトラスの人民会議も作戦の責任を完遂したことを理由に全員辞職。
現在、戦後新秩序の内政を担当する名誉ある議員を抽選中である。
ここ数ヶ月以内に帝国はアーキルに併合され、ラオデギア人民は働かずに食うことができるようになるだろう。
そのためにも、アーキル戦時国際を購入するのです。

誉れ高い総旗艦クンバカルナは現在帝都上空にて臨時の行政拠点として係留されているため、凱旋はまだ先のことになるそうだ。
なお、アーキル空中艦隊はさらに広くなった領空を守るべく船乗りを求めている。
近く、志願制から抽選制へ移行し20万人規模の大増員を行う予定である。
配備先はヒグラート渓谷。
諸君、戦いの終わりは近い!!軍隊に入り、この戦争を終わらせるのだ!!
そのためにもアーキル艦隊には諸君らの送金を必要としている!!
さもなくば、艦隊の再建強化は残念ながら難航してしまうだろう。

グラン・アーキリア!! アーキルに栄光あれ、大陸に結束を!!
この内容はすべて真実である。

 

パルエ最大最強、クンバカルナ、進空!!

▲一般公開された簡略図
599年6月8日、首都ラオデギア上空に落とされた巨大な影は、我がアーキルの誇りをかけて建造された世界最大最強の空中戦艦であった。
主砲口径も既存の戦艦を上回り、通常の2倍の4連装砲塔が憎きクランダルティンを狙う。
この艦は紛れも無く最強の舟であり、それを有する我が連邦軍はすなわち無敵である。

進空式には各国軍事士官が参加し、以下のコメントを残した。

メル=パゼル共和国 ミナタ・タカウリ少将:これからの造船のあり方に新たな方向性を示した
自由パンノニア共和国 ティーザ・セトゥン有翼大将:連邦構成国の力強い結束を体現するにふさわしい船
ワリウネクル諸島連合 モペン・ウネリマシ少将 大艦巨砲主義のバスに乗り遅れてはいけない

乗組員は各地の軍事学校から選抜されたエリートが選ばれる予定で、年度末には第一、第二艦隊とともに演習を行う予定。

 

フィラノ新種発見は嘘

 4月になると美しい花を咲かせるフィラノの新種が発見されたというニュースが、パルエ大陸全園芸師を歓喜の渦に巻き込んだが、この発見は巧妙に偽装された嘘であったことが判明した。
赤、白、黄色ときて、残る青色のフィラノのために様々な探検家がパルエを回ったがついに発見することはできず、ここ10年でフィラノハンターが途絶えてしまった中での事件であったのでその失望は大きいものだった。
連行されたイカサマ園芸師は「まさか連邦監査員がこんなジョークを真に受けるとは思わなかった」と支離滅裂な言動を繰り返しており、詐欺罪として国民裁判にかけられる予定。


▲左が本来のフィラノ種である 右はバリアテと呼ばれる60cmの花蕾をつけることで有名な薬用植物

怪奇!砂漠を疾走する謎のゲル

 最近、とある奇妙な噂がまことしやかに囁かれている。アナンサラド王国領内の砂漠地帯にて巨大なゲルが動き回っているらしい。かなり怪しい噂だが、目撃者が多いこと、噂が当砂漠周辺にしか流れていないことを証拠に、噂の真相を確かめるべく我々はその砂漠へと向かい、およそ2週間の張り込み調査が始まった。
 現在調査6日目であり、今のところ動き回るゲルを発見するには至っていない。しかし我々は諦めない。ただの噂かもしれないが、アナンサラド王国の新兵器である可能性も否めないからだ。
この噂に対する情報がある場合、至急アーキリスタへと連絡をお願いしたい。もし有益な情報だった場合、報奨金が支給される。
TEL844-4189-2297 アーキリスタ情報探索課


求人情報Byあなn:Me-410U-4

やる気のある働き者、求む!
アーキル建設工業株式会社
我々と一緒に、この連邦の未来を築かないか?
基本給:5000連邦ディナール/月(昇給・ボーナスあり)
完全週休2日制。
基本労働時間:朝8時~夜10時
社員寮完備。希望であれば入居可
採用条件:やる気がある者
その他委細は要面談

問い合わせ先:TEL844-4257-1352 アーキル建設工業株式会社人事課求人係
なお、お問い合わせの際は交換手に「求人係」とお伝え下さい。

諸君らの応募を期待する!こぞって応募してくれたまえ!
---アトラント・ズデーデン アーキル建設工業株式会社社長

 

パルエ最速!翔べ空へ!
ライニッツァ開発局
君も、我々と共に最速の翼を創りあげよう!

基本給:9000連邦ディナール(昇給・ボーナスあり)
完全週休2日制
基本労働時間:朝9時~夜10時
採用条件:連邦立大学校卒業
その他委細は要面談

問い合わせ先:TEL844-4537-5846 ライニッツァ開発局求人係

君たちの活躍を祈っているよ。
---シュピーゲル・ライニッツァ ライニッツァ開発局局長


特集!パルエ迷兵器百選 677年度版 By:German

 兵器。それは様々な物の集合体である。知識、技術、戦略、国力…。それらが違えば、また違った兵器が出来上がる。その中には兵器といえるかどうか疑わしいものもあるだろう。
我々は今回それらを「迷兵器」として、大陸を旅する人々、各国からの情報をもとに紹介することにした。
なお、この記事は個人の視点から、さらに民間からの不確定な情報も含まれているため、ここで紹介された兵器が「迷」兵器であるかどうかの確証はない。

No.1 エンジンが本体!化け物水上機スマウコロ


本機の機体画像。上部がエンジンに占領され、下部のフロートにコックピットがあることが見て取れる。

 度々領空上へ威力偵察してくる王国機に対抗すべく、怒涛の18気筒もの大質量エンジンを搭載し、当時としては最速である300k/hを記録した高性能機。高速機開発競争の発端になった機体である。そのために支払った代償は大きかった。
この機体、エンジンを搭載するためにコックピットはフロート部分にあり、上方視界、後方視界が劣悪である。この状態で起動戦ができたとは到底考えられない。
 王国機の速度に対抗することのみにしか着目しておらず、当時だれも疑問に思わなかったことが不思議である。
「速くしなければいけなかったのだろうが、もっと他になかったのだろうか?」―――――――――諸島連合戦術研究員

No.2 数の暴力!欠陥戦車ヤグラ


多砲塔戦車ヤグラ。見た目はまだいいが、欠陥しかない戦車である。

 もともとは、歩兵を守りつつ戦線を押し上げるといった戦略思想の元制作された歩兵戦車であるが、装甲が15mmとダッカー(当時の連邦の主力である快速戦車。最大装甲厚5mmという紙装甲であることで有名だった)より少しマシというだけであり、エンジンはそのダッカーのものを使用。12km/hという遅さである。さらに、乗組員を大量に必要とし、よく横転する、操縦士は終始立ち膝、斉射すると反動で停車するといった具合に欠陥のフルコースであり、最終的に当時の遺跡発掘専門部隊パンドーラ隊へとたらい回しされることになった。
「ヤグラ?あんなのこのチョコレート並みに……いや、これよりかは幾分ましだ。でもあれとダッカーには乗りたくなかったな」―――――――元連邦軍戦車長

No.3 狂気の沙汰!重攻城艦シヴァ


シヴァの全体図。前方に空いた9つの穴が450cm対都市噴進榴弾発射管である。

 帝国が誇る対地攻撃艦。サイズも大きく、パルエ兵器の中でも最大級であろう。特筆すべきは前方に空いた9門の砲、450cm対都市噴進榴弾発射管だ。そこから放たれる砲弾は破壊の限りを尽くし、砲撃するときには周辺に轟音が響き渡り、衝撃波があらゆるものに襲い掛かったという。
 破壊の体現者ともいえる本艦だが、弱点も存在する。まずはその大きさ。サイズが大きければそれだけ目立ちやすく、的になりやすいのである。速度も80km/hと遅く、艦隊の足手まといになっていたのは事実だろう。もし砲弾や燃料、生体機関に砲撃が当たれば、それだけで大爆発、墜落は免れない。攻撃力の代わりに防御力をかなぐり捨てた艦艇がこれである。
 帝国の大艦巨砲主義がそのまま出てきたようなものであったが、その実体は、足手まといの空飛ぶ燃料、砲撃できる巨大な爆弾扱いされた、少しかわいそうな艦艇であった。
「すごかったんだよ!でっかいていこくのふねが、ぎんよくにたおされて、ドカーン!って!ほんとにすごかったんだよ!」――――――――発見された、北パンノニア兵にあてた手紙の一文。勇翼の飛翔作戦、ソルノーク防衛戦直後と思われる

No.4 世界一速い空とぶ棺桶!戦闘機イスカ


イスカの横からのスケッチ。機体の頑強さが伺える。

 王国軍の戦闘機。王国特有のジェット機関を搭載し、パルエ兵器の中でも高速の機体に分類されている。まとまった設計で、比較的まともな兵器に見える。なぜこの機体が「空とぶ棺桶」なのか不思議に思えるだろう。
 実はこの機体、脱出が不可能で、墜落すれば命は無い。さらに登場するときはうつぶせに寝そべり前を見る姿勢を維持しなくてはならないため、パイロットの多数が腰を痛めるらしい。まさに一度入ったら出られない、「世界一速い空とぶ棺桶」である。
「こいつを棺桶だのなんだのと言うやつがいるが、墜ちなければ棺桶じゃないだろうに。失礼なことだ。」――――――王国軍設計技術者

No.5 皇国の化け物!局地迎撃機スペルヴィア


皇国の戦闘機スペルヴィア。一機一機が職人の手作りである。

 サン=テルスタリ皇国。パルエの中でも異様な雰囲気を放つこの国が作り上げたこの機体は、まさに化け物といえるものを持っている。
 まずこの機体、設計図というものが存在しておらず、すべて職人のハンドメイドである。そのために本機体はわずか20機のみの生産、最終的に残ったのは4機だけであったという。それにもかかわらず、高火力、高速力を兼ね備え、攻め入る帝国軍機体を打ち倒していた。スペルヴィアの持つ最高キルレートは28:1だという(情報が少ないためこの情報は不確定なものである)。
 一見何の問題もないように見える本機だが、あまりにも短い稼働時間(最長30分)、皇国内でしかポテンシャルを発揮できない機体、製造の難解さ(生物の骨や甲殻を使用していたらしい)があるため、皇国内でしか活躍できない機体でもある。
 スペルヴィアも化け物だが、いまだ謎の多い皇国、しいては皇国内の職人や狩猟民族の方が化け物ではないだろうか?
「皇国内で起きたこと?……あそこは地獄だった、とだけ言えるな」――――――――聖都攻略作戦に参加した戦闘機乗り。彼曰く、自分以外は生きてはいないだろうとのこと

No.6 死んだカエル号!水上型デーヴァー


パンドーラ隊によって製作された一体。ごり押しである。

 連邦軍の戦車であるデーヴァー。その砲塔を船に溶接したものがこれである。欠陥品の行きつく隊と言われているパンドーラ隊では戦車一台を失うことは大きな痛手である。「どうにかして使うことはできないだろうか?」と苦悩した結果であろう。
 しかしその結果は予想できる通り散々なものだった。砲塔は固定式なのでいちいち船を回さなければならないし、反動で船が沈みかけたという供述もある。そのためパンドーラ隊内でも「死んだカエル号」と言われるざまである。
 見事なまでのごり押しと妥協の産物がこれである。
「ん?あぁ、あのカエルか。仕方がなかったんだ。あれしか方法がなかったんだから」――――――――連邦パンドーラ隊砲手

No.7 共和国の技術の結晶!超長距離自律巡航弾バダダハリダ


遠方からバダダハリダを撮影したもの。放たれた矢に夕日がかかる。

 パルエ内でも1つ抜きんでた技術力を持つメルパゼル共和国が開発した超長距離攻撃「弾」。そう、これは砲弾なのである。まず多薬室砲(複数の火薬を爆発させて高初速を得る砲)を使用して速度を稼ぎ、羽を展開。あらかじめ指定された座標へ向かい飛んでいくのである。
 これは元々帝国を打倒するために造られた決戦兵器であり、発射から約15時間後に帝都に到達、搭載された500トンもの爆薬が投下され帝国を打ち滅ぼすといった計画だった。そのための航路を設定するために必要な航路システム部分はなんと空雷艇ほどの大きさを持っている。この航行装置はまさに共和国の英知の結晶である。
 しかし、当時の共和国には500トンもの爆薬を用意する国力はなく、代わりに水を入れ飛行実験を数回行っただけに留まり、帝国を脅かすことはなかった。もしこの兵器が帝国に向かっていたら、きっと歴史が変わっていただろう。
 なお、このバダダハリダを使用した超高高度飛行実験が予定されているらしい。国を滅ぼすための矢が、新たな世界へ放たれる矢となるとは当時の人々は思ってもいなかっただろう。
「バダダハリダか?あれはワシらの最高傑作じゃわい!あんなのを造れるのはワシら以外に無かろうて!」―――――――――共和国老設計技術士

No.8 忘れられた謎の戦艦!総旗艦ヴァジュラダラ


残された数少ない資料。左下の文字は未だ解読されてない。また、この資料がどこから来たものかも不明瞭である。謎の多い船である。

 530年代、まだ連邦に航空戦力といえるものが少なかった時代の帝国の艦隊旗艦とされている。もしこの船が連邦に向かっていたら、パルエの頂点に帝国が君臨していただろう。しかし現実はそうではない。では、この船はどこへ行ったのだろうか?その答えになるものはまだ見つかっていない。私と繋がりのある帝国将官(個人情報のため名前は伏せる)に問いただしても見たことも聞いたこともないという。この将官は比較的高い地位を持っており、たいていの情報なら対価を払えば渡してくれるのだが、この船の情報だけは持っていなかった。
 この船には何か帝国が隠したがっているものがあるのだろうか?もう150年も昔のことであるため、ただ資料が紛失しただけならいいのだが、どうも腑に落ちないところがある。だが、探しても見つからないならば探してはいけないか、もともと無いかのどちらかだ。この船の情報が手に入り次第、この船の記事に追記し改めて発行するのでそれをお楽しみに。
「ん?その船…確か、うちの爺さんがそんな感じの船の絵を…爺さんは爺さんからもらったって言ってたな。その先は知らないな。すまない」――――――――――帝国軍将校。上記の将官から紹介された友人。余談だが、友人の家には旧文明の利器があるらしい。何でも、「埋め込まれたガラスに移したいものを入れてボタンを押すと、実物と瓜二つの絵が出てくる」らしい。本当かどうかは不明である。

No.9 悪魔の兵器?連邦製チヨコレート

 今もなお悪食の頂点に立ち続ける連邦レーションだが、昔からずっとそうだったらしい。今回は兵器紹介というより兵站紹介といった方がいいだろう。
 今回例として挙げるのが、悪名高き連邦製軍用アーキルチヨコレートである。民間用に作られたチヨコは(誰もが一度食べたことがあるだろうが)まずまずの味だが、軍用チヨコは違う。その味は何かに例えようとしても例えることができず、このチヨコを食べるなら草だろうとクルカだろうと他の物を食べることを選ぶほど、さらに雑食で何でも食べるクルカでさえ一瞬で吐き出すという、味覚兵器といえるものだという(未確認だが、旧市街から200年前の「新品同様の」チヨコが山のように発見されたとか)。今回筆者もこれをとあるルートから取り寄せ(なくても連邦兵に言えば喜んで渡してくれたのだが)、実際に食してみた。結果として、私は病院のベッドに寝転がり、ほぼ出来上がった記事を書き直す羽目になってしまった。実際に食べればわかる。あれは食い物じゃない。何か油のような、紙のような、スクムシを噛んでいるような食感と、泥と海水とクルカの吐瀉物を混ぜて煮込んだかのような味がいまだにほんのりと口の中に残っている。見舞いに来てくれた連邦兵(この者からチヨコをもらった)にこのことを話すと、「大外れを引いた」らしかった。マシなのはまだ食えるレベルなのだろうか?
 上記のように、「食べる」ことができない軍用チヨコだが、実は戦場ではなかなかに重宝されている。このチヨコは現地の整備兵に潤滑剤として使用されており、工業用油を節約しているらしい。また、ある航空戦ではチヨコが「質量兵器」として使われたという記録もあるという。また、かなり安価に製造できるので、たとえ物資が尽きようともチヨコだけは有り余ると言われている。
 昔から悪魔の兵器のような扱いをされてきた連邦チヨコ。連邦首都では料理人たちがこのチヨコを「食べられるようにするか」の競技大会が開催されている。チヨコの試食もできるため、ぜひ見に行ってほしい。筆者もリベンジのため行ってみるつもりだ。
「はぁ?チヨコがほしいって?あんた正気か?やめといたほうがいいぞ」―――――――――筆者にチヨコを提供した連邦兵。

 


新発見か! 第344回ファブリカ調査会見 

 本日、遺跡発掘局より記者会見が開かれパンドーラ隊による遺跡調査報告が完了したことが伝えられた。今回の調査で新たにサン=テルスタリ皇国国境付近において通称ファブリカと呼ばれる重要遺跡が発見された。かつて、我々がこの地へ至る前に高度文明を花開かせていた旧文明人が遺した遺跡より今回、新たに当時の印刷物が発掘されたと発表。保存状態は極めてよく、現在、解析班が旧文明文字の解読に取り掛かっている。また、印刷に使われた大型印刷機を本国に持ち帰り、技術革新のため分解・解析が進められている。「もしこの印刷機が復元、運用可能となれば質の良い大量生産が可能となるだろう」とパンドーラ技術部カルパニ本部長が筆者に興奮気味に語ってくれた。

独自取材の結果、確実な情報筋より今回発掘された印刷物の中に、噂の共和国女性パイロットスーツの原型なるものが掲載されていたことを突き止めた。写真が添付されているらしく、情報開示を求めていく所存である。これは全国のアーキリアン紳士諸兄の悲願であることをここに重ねて述べておく。

 

世紀の大発見の立役者、パンドーラ隊特戦一課所属ヴェルトラン=イファ(29)隊員に独占インタビュー!

 現在、負傷のため第一アーキリア記念病院に入院しているということなので、パンドーラ宣伝部より特別許可をいただき病室にてインタビュー。
今回の大発見、おめでとうございます。
―当初は軍事転用可能な遺物を探索していたので、パンドーラ隊としては今回の調査は失敗という形ですが、喜んでいただけて何よりです。
事前取材では密林に住む巨大毛虫に立ち向かい、見事倒したとのことですが。
―若干、話が盛られてますが事実としてもらって構いません。
今回の大活躍で隊よりご褒美がありましたか?
―昇給と階級が一つ上がりました。
このあたりでは珍しい熱帯雨林はいかがでしたか?
―・・・・・・、しばらくは乾燥した大地にいたいですね。
本日は貴重なお時間ありがとうございました。

最終更新:2017年12月08日 00:34