KEEP CULCA OUT

概要

クルカはパルエにおける良き友で、パートナーである。
しかし、機器の部品を勝手に取ってしまい、機械が暴走したり、
またクルカ自体が暴走した機器の内部で死んでしまうことが多々あります。
そこでパルエの人々は、『クルカが入らないようにする看板』を掛けました。
これがKEEP CULCA OUT(クルカの立ち入りを禁ずる)という単語の経緯です。

この看板が掲げられた場所の先には何があるのでしょうか。
では行ってみましょう。

例1 プレス加工が行われている工場A

プレス加工の現場では、毎朝の点検が行われます。
点検作業を行っている労働者にインタビューをしてみましょう。

記者「プレス加工の現場において気にしていることはありますか?」

工員「はい。プレス加工では毎朝の加工機の点検は欠かせません。
もしクルカが入っていると、プレス加工が行えなくなったり、
またクルカ自身がプレス機によって加工されてしまい、
加工作業が一日中行えなくなり、
納期に間に合わなくなってしまいます。
知り合いが居る工場では、
クルカがプレス加工によって加工されてしまい、
プレス加工機自体を取り替える羽目になってしまったということもあったそうです。
そのため、毎朝の機械点検によって不具合が発生していたりしていないかを行っています。」

記者「この工場で生産されているのは、どんな製品ですか?」

工員「この工場では鉄板の打ち抜き作業や、
機器筐体の部品製造、及び金型の製造と運用を行っています。
金型に関しては軍から依頼を受けたものもあるため、
機密情報となっていますので、お答えできません。」

記者「ありがとうございます。」

例2 真空管を製造している工場B

真空管を製造している現場でもこの看板が掲げられていますね。
この工場では広報担当が居るようです。
その人から聞いてみましょう。

記者「今回のインタビューを受けてくださいましてありがとうざいます。」

広報「はい。スイミキャップ社では通信用真空管の製造を行っています。
高出力の真空管は各都市間の通信や、
空中艦同士の通信に不可欠な部品です。
このためクリーンルームの運用上、クルカの立ち入りは禁止されています。」

記者「何故、クルカの立ち入りが禁止されているのでしょうか?」

広報「クルカ達によって真空管の製造における、
生物による汚染を気にしてのことです。
真空管の製造では、内部を高度な真空状態にする必要があり、
この品質によって歩留まりが左右される要因となります。
クルカが立ち入ることは、生物汚染源となってしまい、
良質の真空管を製造することに支障をきたします。
そのため、製造現場においてクルカを立ち入れさせるのを禁止しています。
また他の製造現場でもクルカの立ち入りはお断りしています。」
 
記者「ありがとうございます。
スイミキャップ社では他にどんな事業を行っているのでしょうか?」

広報「はい、当社ではキュスク社やキュスクミゼン社、
またバテンカイトス社やシグモダン工業様等への多種多様な真空管の製造、
およびガラスの製造を行っています。
社外秘の秘密もございますが、今回では企業宣伝も兼ねておりますので、
このインタビューをお受けしました。ご希望に頂けましたか?」

記者「丁寧な返事、ありがとうございます。」

 

とこのように、
危険な現場や、品質に左右されたりするような場所によく掲げられていることがわかりますね。
次はその対となる言葉、KEEP SUKUMUSHI OUTについてしらべてみましょう。

KEEP SUKUMUSHI OUT

スクムシは上質な糸を吐くことで有名な雑食性のスクムガの幼虫です。
しかしありとあらゆる所に出現してしまう可能性をもっており、
その除去には苦労が必要です。
どのようなことが行われているのかを調べてみましょう。

例3 スクムシ除去に失敗した事例

パンノニアではスクムシの除去に失敗したようです。
その理由を役人に聞いてみましょう。

記者「パンノニアでスクムシの除去に失敗した理由とは一体なんなんでしょうか?」

役人「これは長い歴史になるのですが、
パンノニアとメルパゼルでは対立が激しく、
スクムシはメルパゼルが原産の国であったため、入れるのを禁止していました。
しかし、スクムシが一旦入り込んでしまうとパンノニア国内においてもスクムシが湧くようになり、
国策の結果としてスクムシの除去は現状の所困難となっています。
工場では生物汚染対策の一環として除去活動が行われていますが、
既に野生化したスクムシも存在しており、
国内からスクムシを除去することはほぼ不可能となっています。」

記者「スクムシ除去の国策はどうなったのでしょうか?」

役人「その国策は失敗となりましたので、その法律を廃止いたしました。
現在でも各地に除去活動を行っていた当時の看板があると思いますので、
よかったら探してはいかがでしょうか?」

記者「貴重な意見をありがとうございました。」

 

とこのように、
スクムシの除去に失敗した国もあるようですね。


以上のことより、パルエでは長年の歴史の中でクルカやスクムシといった、
生物との関わりがあり、またその対策に勤しんでいます。
そういったことも考えながら、今回の記事を終わりといたします。
ではまたごきげんよう!

 

最終更新:2017年03月11日 17:22