スピカの詩

夕日に染まるあの塔で スピカは優しく呟いた


スカイバードは東の空へ みなが帰るあの場所へ

器の欠片を探しましょう

澄んだ東の空を見て 器はあなたを乗せてゆく

みなが帰るあの場所へ

スカイバードは東の空を 器を導き飛んでゆく

着いたら火を灯しましょう

暗闇で転ばないように

スカイバードは道しるべ

あなたのわたしの道しるべ

スカイバードはそう言うと 天高くへと消えていった


スピカは歌い終えると、塔の壁に寄りかかり

ただあのパイロットのことを考えるのであった。

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最終更新:2014年05月01日 19:59