惑星パルエの気象

惑星パルエの気象
Meteorology of Planet Parle

所変われば品変わる。
惑星が変われば気象だって変わります。

このページでは、このふしぎな惑星パルエの気象についてまとめていきます。
地球と同じように大気を持ち水の循環も行われているので基本的には同じですが、気流津波やジェット気流、砂嵐など地球上では考えられない現象が確認されています。
 


2種類の気象

このページではパルエの気象を2つに分別しています。

Ⅰ,第一種気象 惑星システムによって普遍的に起こる気象
Ⅱ,第二種気象 自生植物やその他外的要因によって引き起こされる気象

Ⅱはすぐにわかりづらいかもしれませんが、生物などにより引き起こされる現象のことです。地球でいうところの牧場から放たれるメタン、植物の光合成などが当てはまります。
大気に関するものでなくても、あたかも気象現象のように見える現象もここでは気象の一部として取り上げます。


第一種気象

ジェット気流
惑星パルエの大気層に血管のように張り巡らされた空の潮流。その速度は100~400km/hに達する。(風速110m/秒)
通常大気層の上層では通常より早く大気が惑星を巡回しており、その気流の一部が通常大気層に落下し龍のように暴れまわった軌跡がそれである。
ほとんどの気流は航路が決まっており、長い目で見てもわずかに場所がかわるだけだが常に形を変える危険なものも存在する。
連邦軍の艦船はこのジェット気流を長距離間移動に用いている。普通の艦船や戦闘機は突入した瞬間に圧壊してしまう。

気流津波
赤道地帯で前触れもなくやってくる風の壁。最大風速600km/h(170m/秒)に達する。ジェット気流が地表付近の低空にやってきたようなものである。
稀な現象で、その発生頻度は地球上の巨大地震のような感覚である。ジェット気流とは違い蛇行せず直進する。
その進路上のありとあらゆるものを粉砕してしまうパワーを持っているので、ジェット気流内航行に特化した連邦軍艦艇ですら適切な対処を行なってもドック入りは避けられない。
気流津波の前は風が止み、ほぼ無音状態になるので予知は可能である。帝国軍や連邦軍の艦内の音響警戒担当者にとってはトラウマ。
地上で津波に遭遇した場合は穴を掘るなどして風から身を守る必要がある。スカイバードは高空の無風地帯に生息するので気流津波には遭わない。

大降下
通常大気層へ落下した気流が勢い余って地表へ叩きつけられ、分散されたパワーが乱風となって地表をかき乱す。
小規模なものは毎年起こっており、地球で言う台風のような扱いである。大規模なものになると村が壊滅するような被害が出る。

砂嵐
この世界の砂嵐はまるで火星のものと同等の巨大なものである。
大陸の大部分で発生するが被害はそこまで大きくない。それでも地上の商隊や空中艦の航行に支障が出ることはある。
傍から見ると一都市をまるごと包むような巨大な砂の雲が地上を這っているようなものとなる。視界がとても悪くなるので通常あらゆる飛行・航行はキャンセルされる。

砂塵潮-さじんちょう
「マッタァ・カルイェェ"ェ"!!」 (Oh my GOD!! in 連邦語)
大降下と砂嵐が同時に起こる現象。発生頻度は40~70年に1度程度。
カタストロフィクラスの大災害で、これが観測されると都市の全ての住民に屋内への避難勧告が発令され、都市の機能が全て停止する。
砂塵潮内での艦の航行は自殺行為である。なお歴史上1回のみ、連邦軍と帝国軍による砂塵潮内艦隊戦が行われた(キヂルクーム上空戦 599年)。
 

 

第二種気象

赤色流星
旧時代に打ち上げられた戦闘衛星やステーション、デブリが高度を失い大気圏に落下する際に見える流れ星である。
衛星内のエネルギー体や兵装が燃え尽きる際の赤みのある発光から名付けられる。よくある天文現象だが、星の数ほどデブリがあるわけではなく、単にフライトグライドの舞台が衛星の耐用年数(軌道が安定する期間)の終わりとちょうど重なっていたためである。
極稀に全て燃え尽きずに地上に落下する。発見した国は現在皆無だが、重要な者が得られるかもしれない。

胞子雪
バルーンリンゴのような浮遊植物(惑星パルエ原生種図鑑を参照)から排出される胞子が雪のように降ってくる現象。
もふもふした視認できるサイズの胞子が地面を覆う。これが厄介者でエンジンに詰まるとダメになってしまうので、飛行及び車両走行は避けるべきである。もっとも飛行機はもっと高い高度を飛ぶので問題はない。
食用には向かないが、若干の泥酔効果が確認されている。(これを食べさせたクルカは興奮・恍惚状態となり、胞子を食べまくって死んだ)
雨が降ると滑りやすくなり車両も空転したりスリップする。胞子は地上で"孵化"し、空気中に浮遊植物のタネを撒く。

 

 

 

 

 

 

 

最終更新:2015年03月08日 21:30