大寒波とは、ラスティフロント管理鯖/創作鯖の初の共同創作イベントです。
諸島の料理文化の考察中に自然発生した"大寒波とともに氷河がやってきて、フォウ王国とワリウネクル諸島連合が地続きになり、一大決戦が行われる"といったアイデア。
双方から挙げられたアイデアや二次創作をベースに、蒼衣わっふるの統括の元で一歩ずつ設定を固めていき、最終的にはリューリア叙事詩のような第二の大型作品群にしようと行った企画です。
この企画はリアルタイムで進行中であり、設定は随時変更されたりしていきます。
混乱が発生しないよう確定した設定などはこのページに乗せていきます。
ただし、ラスティフロントの黄金ルール第三項:第三項:設定を埋めることが正しいとは限らないをよく熟知しましょう。
設定で埋め尽くすのではなく、あえて空白を残してそこに二次創作をねじ込ませるのが醍醐味です。
大寒波戦役はパルエ歴628年~631年にかけて訪れた寒波に伴う混乱てフォウ王国とワリウネクル諸島連合の間で行われた大軍事衝突。
618年のリューリア作戦以降、ソナ(太陽)の異常活動により光量が僅かに低下したことでパルエに長期的な寒冷化の波がやってきます。
620年には平均気温が2度も下がり作物の発育に甚大な被害を及ぼし、連邦と帝国の間に大きな軍事的なマイナス補正がかかる事態となりました。
しかし、寒さに強いフォウ王国は大恐慌時代のソ連のごとく全くどうじておらずむしろGDPは上昇傾向にありました。
625年にはマルダル沖の氷結が確認され、ザイリーグでも雪が降るなど寒冷化が加速。
太陽活動において先進的な知識を持ち合わせていたフォウ王国の天文台は、寒冷化は630年台付近がピークとなり、諸島連合の本島までの海域の一部が
氷に閉ざされることを予測し、フォウ王国の軍司令部は諸島に対して下記の戦争目標を持って決戦を挑むことを決定します。
戦争は3年間に及び、フォウ王国は諸島の首都を一時制圧下に置くも、予想より早い急速な温暖化が始まり後退。
諸島連合のマルダル沖上陸が行われた時点で北パンノニアの圧力を受けたアーキルによる圧力によって、631年に両者は講和条約を結ぶ。
戦争終結はアーキルの圧力よりも、パルエ人が初めて経験した民間人を巻き込む本格的な戦禍が何よりの理由となった。
今までの戦争は、長いながらも限定的な地域で軍人のみが行うものだったが、
大寒波戦役では諸島連合の本土の都市も少なからずの被害を受け、なによりも多数の民間人に被害をもたらした。
これによって、旧人らが経験したとされる最終戦争のタブーを自らが犯していることを自覚した両国、傍観していた諸国家も戦争どころではないという意見が大半を占めるようになる。
パルエではじめての本格的な総力戦(の序の口)を経験したこの中堅二カ国はすでに戦争継続能力を失い、両国は戦争状態を停止することになる。
平均気温が下がった影響が各国で見られるようになり、食料に欠乏するものは未だ少ないながらその品質の劣化や経済停滞は全国で問題になっていた。
だが、極寒のフォウ王国は安定した食料自給率を維持しており、多すぎない人口を長年保ってきたこともあり寒波の影響を受けていない状況であった。
むしろ、食料や防寒着、マゴール金属の輸出などにより外貨を稼ぐことにより国のGDPは大幅に伸びつつあった。
アーキルは連邦加盟各国への食糧支援を宣言。リューリアで失った信頼を回復させるため、各国に麦ミールを支給する。
普段なら放置される麦ミールも加盟国にとっては無視できない贈り物であり、若干の信頼回復には成功している。
南方カノッサでは未だに過酷な遅滞戦が繰り広げられていたが、その勢いも数年で途絶えることとなる。
対する諸島連合は漁獲量が安定しなくなり、海底植物イヨチクの異常な分布に苦しみ始めることとなる。
気温は下がり続け、カノッサで汗をかく者はいなくなった。
メルパゼルは大雪に見舞われ、ミテルヴィアは最奥部の祠の炎を再点火して暖を取るなどした。
東西を行き来する空中商船は上空の航行がさらに難しくなる。商船のヒーターの性能では快適な温度をもはや維持できない。
連邦政府は認可を受けた商船に限り、加盟国領空を無条件で航行できる緊急法案を通すも、翌年の冬にはザイリーグも吹雪に襲われることになる。
南方は帝国でも産業塔ベースの経済は生体が弱り始めたため停滞。
生体を用いたあらゆる設備(クレーンやらポンプやら交通機関やら)が一斉に動作速度を落としたため、民間の影響は甚だしかった。
帝国では最後の砦である肉吐き機と栄養塊器が力を発揮し、都市圏における本格的な食料問題は先送りとなった。
さて、当事者たるフォウ王国ではマルダル沖沿岸の流氷の激増が報告されており、近年中にマルダルまで氷床によって陸続きになる予測が出された。
陸軍は本格的に諸島に対する"陸戦"を考えるようになり、もともと彼らが想定していた強襲空挺作戦"バクチモック作戦"がそのベースとなった。
止まらない気温低下によりオアシス都市に住むものは、まだ安定した活動を維持できる大都市へと移動するものが増えてきた。
このとき人口が急増したラオデギア、キタラギなどの諸都市はインフラが急ピッチで改善され、第四紀の大都市圏の形成のベースにもなった。
過酷な寒波はついにラオデギアの杜撰な農業に鍛えられたアーキル麦をも凍死させ、南方に応急耕作地帯が作られることとなる。(行動が遅い)
アーキルの人海戦術による土地を選ばない"耕作工作"は寒波を乗り切る貴重な食料源となった。
同年パンドーラ隊がメガストラクチャの生命保管庫へ到達し、寒さにつよい作物を数種取得したのが要となる。
南半球ではネネツの鉱山が閉鎖される事態となり、国家としての新陳代謝を極限まで下げることによる"持久戦"が開始される。
帝国は首都上層が寒さにより機能停止に追い込まれ、上流階級が一斉に住まいを失う事態となったが、
ラツェルローゼはカロリーの高い栄養ゼリーの増産を指示し、同時に首都駐留艦隊の代謝の大半を都市維持機能に接続して
都市機能を3年前のレベルまで回復させることに成功する。
フォウ王国では諸島攻撃がほぼ決定事項としてまとまりつつあり、そのための物資の製造や輸送が活発化する。
未だに彼の国では経済が停滞することはなかった。相対的に見てもフォウ王国の独走状態だったことが言える。
諸島連合は日に日に増える氷床に悩まされ、マルダルの駐留軍撤退論が趣向されるようになる。
両国は全く違い視点でこの寒波を見ていたのである。
運命のときはやってきた。
フォウ王国軍は6万人近い軍勢を3軍に分け、氷河の形成と同時に南下開始。
夏にかけて気温が変わらないという異常気象の中進撃を続けるフォウ王国軍に対して、氷山に阻まれた諸島連合の対フォウ北洋艦隊は身動きが取れずにおり、対応が遅れる。
補給の問題もあり戦闘艦は分派して補給に戻ってしまい、少ない艦船で広範囲の防衛戦を張る諸島。
マルダル島は完全な奇襲に遭い、数週間の持久戦の上フォウ王国によって占領されてしまう。
とちゅう
仮情報です 交戦勢力 |
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フォウ王国軍 |
諸島連合軍 |
戦力 | |
オクシタデア方面軍 ホ式空中駆逐艦x12 ア式空中駆逐艦x8 モ式空中駆逐艦x3 戦車x70 豆戦車x40 雪上猟兵10,000人 東方防衛域軍 歩兵45,000人 重装歩兵9,000人 中央派遣防空軍 戦闘機x60 爆撃機x40 特別編成軍 氷山空母マルダルx1 |
オクシタデア方面軍 第二艦隊 水上機母艦x2 駆逐艦x4 対空軽巡x3 エトーピリカx22 本島管区 水上機母艦x2 駆逐艦x5 シンタx25 海兵:38,000人 陸軍歩兵9,000人 親衛隊3,200人 警邏隊7,000人 漁港突撃隊14,000人 パルチザン9,000人 重戦車x12 陸上巡洋艦x1 |
損害 | |
結果 | |
諸島海軍の何隻かは氷漬けになり航行不能になってしまう。
王国軍は籠城する諸島海軍艦艇の鹵獲を試みる。
地中海艦隊は脱出不能になってしまう。
諸島海軍は大混乱に陥る中首都防衛に乗り出し、総力戦に突入。
冬にはフォウ王国軍は本土へ到達し、第一目的である首都を目指して進撃を開始。
本土から空挺部隊を投入し首都近辺への撹乱を繰り返す。
最終的に首都は春にかけて陥落してしまうも、飢えた占領民によってフォウの兵站は限界に達してしまう。
急速な温暖化が始まりフォウ王国軍司令部は混乱に陥る。
一方諸島連合軍は冬季装備の更新が続々と完了し、南方からの豊富な人口を活かした大反撃作戦を試みる。
陸上からは未完全な陸上巡洋艦が投入され(未定)、フォウの快進撃は完全にストップしてしまう。
氷床は次々に分断され、フォウ王国軍陸兵隊は撤退もできず孤立。
フォウ王国は最後の切り札であった氷山空母(本島攻略用だったが建造が遅れてしまう)を撤退戦のために投入することを決定する。
氷山空母を拠点に次々と撤退する王国軍だったが、艦隊が航行できるようになった諸島海軍の艦砲射撃を前に
撤退させるべき陸軍は次々と捕虜となってしまう。
氷山空母と陸上巡洋艦の対決(?)
あああ
交戦勢力 | |
フォウ王国軍 |
諸島連合軍 |
戦力 | |
第11 イスカ隊 戦闘機イスカx18 |
第7調査艦隊 エトーピリカx1 カンナカムイ級駆逐艦x1 コロポクル級対空艇x3 武装調査艦x1 |
損害 | |
戦闘機イスカx3 |
エトーピリカx1 武装調査艦x1 |
結果 | |
王国軍の撤退 諸島連合の浮遊ノーム回収断念 イスカの一部が諸島連合に渡る |