動力機関について

動力機関の種類(浮遊エレメントを含む) Machine Elements

ラスティフロントに登場する乗り物の動力について解説します。
動力は各国の技術レベルを表す指標にもなります。小説執筆の助けになれば幸いです。
※情報の羅列というよりも、小説などの二次創作のために各機関の性格的要素を示すことを目的としています。

大戦後のゼロから再出発した人類ですが、彼らは土地に残った遺跡や発掘品を最初期から手にしていたこともあり、技術の進展度合い、つまり技術ツリーがめちゃくちゃな状況にあります。
国によってそれぞれことなった体系を持っているので、混乱を避けるためこの世界全土に存在する動力機関を一挙にまとめようと思います。

機械要素一覧

前者は「掘って出てきたのを使ってみた」「その辺にいる生き物を使役できるようにした」というものが大半です。
といっても本来使える能力の一部しか解明できていないものも多く、能力はすごくてもパワーや実用性にはかけるものが多いのが特徴です。
後者はその名の通りすでにある知識から自分自身で確立した機関を指します。発掘に頼らないので安価で様々な場面で見られますが、いかんせん粗悪な作り&効率が悪いので軍艦等を動かすにはまだまだ非力です。


浮遊機関 Flying Engine

北半球の太古の地層から出土した反重力機関で、旧時代ではインフラの一部として使われていた。
アーキル連邦が動作の一部を解明、540年に実用化し反帝国陣営に流布した。
600年代中期になると周辺国も独自の浮遊エレメントを用い始め、結局はほぼアーキルのみが運用いている状態。
これら機関は旧市街などの遺跡や海没都市などから発掘される。ワリウネクル諸島連合は広い領海と豊富な遺跡資源を持っており、パーツの輸出で稼いでいる模様。
セズレIVサイド
▲連邦軍の兵器達 光ってる構造体がそれ 戦闘機には蓄電池が入っていてそれが機関を作動させる

★使い方はまだよくわからない
本来の機関能力はもっと俊敏でパワフルであるはずが、未だにそれを活かしきる制御方法が見つかっていないという状況だ。
簡単にいえば技コマンドを知らない状態で遊ぶ格闘ゲーム状態。適当にガチャガチャしてたら「上昇/下降」「転舵/前後機動」を発見したというもの。それだけでは遅いので内燃機関のエンジンで巨大なペラを動かし進んでいます。

★色々な大きさがある
出力は「lc」(リラック)という単位を用います。(雰囲気要素で厳密なパワーの設定はありません)
駆逐艦~軽巡サイズの船では複数搭載したり大型の浮遊機関を用いますが、戦艦や浮遊要塞などにはより大型の「浮遊ノーム」と呼ばれる特大の浮遊機関が使われます。出力と呼び方が違うだけで、基本構造や運用方法は一緒です。
浮遊ノームは戦略級資源なので、他国に供与せず連邦しか持っていません。

★運用方法
浮遊機関を動かすには発電機や乾電池などを用いて、伝達線伝いに一定パターンのパルス信号(電流)を送り込む必要があります。
そのパルス信号は、DNA解読のように研究者たちが時間をかけて解析したものになります。解読したパルス信号を、彼らが自分の手で制御できるようにリプログラムし、それらを出力することで浮遊機関を操作することができます。
しかし想定外のコードを受信した浮遊機関のコードは汚染されてしまうので、仮にもっと洗練された新しいコードを見つけても更新できません。つまり命令コードは上書きできないので、あとから新機能が見つかってもそれを使用することはできないということです。
浮遊機関はたまに故障で機能停止することがあるので、大型の艦艇には「浮遊機関再起動用エンジン」や「補助エンジン」と呼ばれる内燃機関を搭載しています。これらエンジンが常時発電/パワーを送り込むことによって安定した運用が可能となります。

★背景知識
浮遊機関は発光体とそれを制御する機械がセットになって発掘されます。
発光体は膨大なエネルギーが詰まった物質であり、制御機械がそのエネルギーを反重力の形でパワーを引き出していることで成立します。
この発光体は現在のパルエ人の能力では到底自力で生産できるものではありません。
また、浮遊機関はもともとは兵器ではなく、旧時代に大量生産された移動式プラットフォームのパーツです。旧時代の産物にしては勝手が悪いのはそのせいですね。

★強みと弱み
機械なので、整備さえすればどのような環境でも運用することが可能。大破しても、理論上直せば再び使える。艦艇の場合、強力なエンジンがあれば機関を換装するだけでスピードは向上できる。
対照的に、無尽蔵にあるわけではないので慎重な運用が求められる。特に発光部分(エネルギー体)は水に弱く、接触するとドライアイスにように沸騰して消えてなくなってしまう。
諸島連合も浮遊機関を使っているが、彼らの領海には水没遺跡が多く点在しており、浮遊機関も連邦よりも簡単に多く手に入る。これにより諸島連合ではわざと浮遊機関に水を噴射して暴発させ、加速力を得るといった荒っぽい使い方をしているようだ。

★限界に挑戦した狂気の改造浮遊機関 リアクターコア

▲600年代初期に登場したリアクターコア搭載の兵器
リアクター・コアは、浮遊機関のエネルギー(青白く光る発光体)を強制的に崩壊させ続けることで、頭打ちと思われていた浮遊機関の最高速度を引き上げる効果がありました。
浮遊機関といういまだ解明しきれていないオーバーテクノロジーを崩壊させつつ制御下に置き、それを兵器転用するという野望は成功したかのように見えましたが、
戦艦ジッカスはリューリア艦隊戦における人為的な爆縮、先進技術実証機シグモスフィアはパイロットを乗せたままスロットルが戻らないという事故で失われました。
それ以降リアクターコアは宇宙時代に入るまでは開発されませんでした。100年後の技術に挑戦したことは評価に値するでしょう。
 


噴進機関 Rocket/Jet Engine

北半球は極地、永久凍土より発掘された太古のエンジン。火炎を吐く様はまさに火竜。
発掘した強力だが不完全な噴進機関と、600年台中期にパルエ人が自力で組み上げた噴進機関の二種類があります。
素直に"ジェットエンジン"といえばいいのになぜ"噴進機関"なのかというと、これは単に原作者のシュミである。%E3%82%B8%E3%82%BF%E3%83%90%E3%82%BF%E3%81%8F%E3%82%8B%E3%81%8B.gif
iscah2
▲(左)王国軍のスタンダードな戦闘機イスカは優速を誇る  ▲(右)パンノニアが開発したパルスジェットエンジン機。300km/h台が精一杯だ

★普通のジェットだこれ
浮遊機関や生体機関など得体のしれない動力がひしめくラスティフロントの中で唯一現実に近い機関です。
運用方法も現実のそれと同様で特に語ることはないでしょう。しかしながら、この世界のいろいろな制約により所々変わった使われ方や性質を持っているので、それについて記述していきます。

★すごく速い
・発掘噴進機関
まずなんといってもスピードです。諸外国の戦闘機の2倍以上の速度をたたき出します。
この速度優勢は対空戦闘で非常に大きなアドバンテージを生み出すことは、ゲーム"SkyDebris"(現在は公開停止)の王国空軍教習所でも触れられています。
連邦もそれに追いつこうと魔改造浮遊機関で対抗していますが、見事に機体が耐えられず空中分解しています。王国軍はエンジン以外にも洗練された機体設計も発達しているということがわかります。
しかし機関の優秀さに対して機体強度や翼の形状などが洗練されていないため、浮遊機関や生体器官の技術が進めば最高速王者の地位も永遠のものではなくなるでしょう。

・自作噴進機関
600年台中期に入ると、これまで主役だった浮遊機関や生体器官が一斉に技術の伸び悩みに直面します。
もはや発掘物に全面的に頼る時代は終わりを告げました。マトモな浮遊機関を満足に持てない自由パンノニア共和国は国の威信をかけて噴進機関の自作にとりかかりました。最初の機体はレシプロ機よりも遅い有様でしたが、発掘物に頼らずここまできたという記念碑的存在なのでした。

★冷却装置が死んでいる
・発掘噴進機関
凍りづけだっだから無傷で生きていた…のですが、このエンジン、一定時間使用するとオーバーヒートしてしまいます。
運用しているのが極寒の王国なので、かろうじて 連続稼働限界時間≦作戦行動時間内が成立していて運用できています。
つまり、王国は南下できません。気候が温暖な連邦領内や諸島連合領海内では稼働限界時間が落ち込み、制空権の確保は困難になります。赤道付近では数分でエンジンが焼き付き始め、運用は絶望的です。
プロペラ推進方式も導入を考えていた時期があったようですが、王国の軍事ドクトリンに合わず結局採用されることはありませんでした。

★運用方法
・発掘噴進機関
燃料は液体のものを使用していますが、それを自ら作り出すことはできません。燃料もエンジンと同じく掘り出しています。
山脈の中には、旧時代に戦火を逃れるために建造された無人の燃料プラントが存在し、いくつかはわずかに生きていて少しずつタンク内に生産されています。
死んでいるプラントも大量に燃料が残っているので、今後数百年は持つだろうとされています。
こういったエンジンは、戦闘機用以外にも迎撃用ミサイル(連邦軍関係者曰く”恐ろしくローテク”)からストーブまで、様々な場面で使用されています。

 


生体器官 Organic Engine

惑星パルエに生息するスカイバードなどの空飛ぶ生物(飛行種 スカイバード属)を捕獲し、その気嚢と脳に電極を接続して自由に操作できるようにしたもの。
生物に関しては惑星パルエ原生種図鑑を参照。
  
▲飛行種 スカイバード属

▲帝国の高速戦闘機グラザランカと空挺戦車ゼクセルシエ。とても有機的なフォルムだ。
まさに生きているエンジンといってもよく、常識にとらわれない運動が可能。帝国系の国々を中心に運用されています。

★どういう仕組なの
スカイバードなどの飛行種は鳥と違い巨大で羽を持たない。代わりに体内に魚の浮袋のように気嚢が入っておりそれにより空中を泳ぐように移動することができます。はじめは小型のスカイバードに馬具をつけて使役していた帝国も、長い研究の末に神経系に電極を埋め込むことでさながらエンジンを操作するように自在に操ることができるようになりました。以後帝国ではバイオテクノロジーが発達し、現在の生体器官は気嚢と脳以外をそぎ落とした空飛ぶ肉塊となってしまった。

★浮遊機関とどこが違うの
単純に空に浮くエンジンとして捉えれば無機物か有機物かの違いしかありません、主に機動性・運用性・性質の3つの分野でこの2つは大きな差があります。

  1. 機動性
    生体器官自体が自由に動く。連邦の軍艦は空を浮くエンジンに加えてプロペラエンジンや補助翼を用いて機動しています。浮遊機関方式は速度は出ますが、静止状態で旋回したり、トリム調整(前・後のめりになること)するには時間がかかります。これに対して生体器官は元々が生物ですので、前進しながらの前後反転・横滑りをしたり、船体がもてば(もちません)宙返りなども行えます。瞬発性も抜群で5秒ほどの猶予があれば、重巡クラスの船でも横移動で敵空中魚雷を避けるといった芸当も可能です。これは浮遊機関+推進力に頼る連邦軍には到底真似できません。弱点は個体によって最高速度が決まっていることです。また、ジェット気流に侵入できません。
  2. 運用性
    生きているので多少の傷は治癒しますし、免疫機構が常に体調を安定させてくれます。つまりメンテナンスは一定期間に栄養剤の投入と”健康診断”を行う以外は基本的に不要です。もちろん弱点も存在します。まず一つに大破した場合はすぐに応急修理治療が必要なことです。エンジンは生きている故に、被弾時には痛がり暴れるので鎮静剤の投入が必要な上、機械と違って”パーツの交換”で修理することはできません。二つ目に、もともとスカイバードはジェット気流を飛ぶ生き物ではないので、生体器官を積んだ帝国艦もまたジェット気流に進入することはできません。
  3. 性質
    生きているエンジンの宿命。寒さや暑さにより機関性能のポテンシャルが激しく影響される他、風邪を引いたり運が悪いと餌の質で機嫌が悪くなることもあります。機関士や艦長はそれぞれの艦のエンジンのご機嫌取りに悩まされ「あいつはぐずり屋でね」とあたかも実の娘のように接し方に戸惑うこともあるらしい。一人前の艦長になると、エンジン(”彼女”)の声が聴こえるという。艦長と彼女の二人の心が通じた時、その艦の性能は恐ろしく跳ね上がる。
    一つの器官ごとに個性があるため、個体差が非常にあります。

★禁断の極秘研究
バイオテクノロジーが進歩するに従い帝国の生体器官に対する研究・改造は加速していき、同時に研究倫理は薄まっていった。
それを象徴する研究が、帝国が進めている「無人機計画」である。その目的は、人間とスカイバードの物理的融合。これにより兵員を一切必要としない戦闘マシーンを作ることができるというわけだ。
その研究のために数多くの孤児や属領民が犠牲となり、結果としてスカイバードと融合できるのは古代人の血を強く受け継ぐ家系のものということが判明した。それを題材とした作品にsfsh氏による「生体機関への(ryた場合(仮)」があります。
この秘術を活かして超人的な体力や知能を持つ神人の研究や異種性物同士の配合などを行っ


テクノクラート機密指定 閲覧を禁ずる

 


オクロ機関 Oklo system

旧時代の兵器に搭載されている永久機関。正式名称”オクロ永久機関”。動作原理は不明。

▲幾何学的で他のメカと比べた時の異型度合いがわかる

★万能
武装の光学砲や艦自体の動力源、そして浮遊能力の全てをその機関のみでまかなっている。衝撃には弱く、砲弾が炸裂してしまえば動力が逆流して爆発を起こすことも。
過去に帝国軍が旧兵器たちが巣食う東方森林地帯へ大艦隊を派遣して、一瞬のうちに全滅している。
事後確認のために再び戦闘空域に訪れると、地表に大量の瓦礫が散乱しているだけであった。

★腐っても旧兵器
すでに朽ち果てた旧兵器から、有限ではあるがエネルギーを抽出する試みは帝国と連邦で行われている。
特に連邦では浮遊機関とエネルギー交換の互換性があるので、出力改造の差異に重宝されている。両国とも、そのエネルギーを用いた光学砲の開発を急いでいるようだが…

★旧兵器は撃破されると爆縮する
超技術を用いた古代兵器というのは大爆発がいつものオチだが、
どういうわけかオクロ機関は爆発はしても、最終的に一気に収縮し、超々高密度の塊に戻ってしまうという。
空中艦でも持ちあげられないほどの質量だとか。何故か知りませんがクルカが怖がる。

 


フェゾン・ドライブ Fezon Drive

旧時代の人々が開発していた宇宙航行用エンジン。FZドライブとも言う。
基礎原理は浮遊機関と共通しており、クリスタルに内包されたエネルギーを発振することにより推進力を得る。浮遊機関と同じく反作用ではなく機関自体が推進する方式。
制御には相応の電力を要し、一度起動すると簡単に反応を止めることができないため、係留中もアイドル状態を維持する必要がある。(AT車のクリープ現象のようなイメージ)

燃焼による反作用で進むエンジンよりは高度だが、目標の速度に到達すればエンジンを停止しても良い燃焼式と違い、
フェゾン・ドライブは慣性制御にいくらかの影響を与えているため、徐々に出力を弱めていかないと宇宙船が分解してしまうなど面倒くさい側面もある。
浮遊機関の生産はできずとも制御を可能にしたアーキルは第四紀にフェゾン・ドライブの研究に着手し、半世紀ほどの試行錯誤の末にようやく実用化に至った。
自らフェゾン・ドライブを生産することは未だかなわない。


G4型生体式推進器官 G4 Engine

700年代後期に帝国や六王湖などが開発した恒星間航行のための生体器官。G4器官とも言う。
宇宙クジラをベースに開発されたシステムで、水素ガスと宇宙微生物由来の有機物質とG粒子と呼ばれる素粒子を吸収しそれを元にエネルギーを産み出すG代謝器官と、エネルギーと粒子などを用いてG4粒子と呼ばれる素粒子を作り出す"G4回路"を用い、翼や鰭などからそのG4粒子を爆発的に移動エネルギーに変換させる"キック"を行って、特定の方向に急激に加速するという方式。
基本的な制御方式が従来の生体器官と同様なため扱いやすいが、"キック"に必要なG4粒子の量は半端ではなく、元となった宇宙クジラはこれを行うのに数千年かけて必要な量を賄うため、このG4器官を効率的に運用するためには別でG4粒子生産プラントを整備しなくてはならない。

また、姿勢制御もできないことはないが、やろうとすると数十年かかるのでG4器官を搭載した宇宙船は姿勢制御に普通の反作用式推進剤を使う必要がある。
停止する際にはどこかの重力圏に引っ掛かって時間をかけて停止するというのが宇宙クジラだが、G4器官搭載船では推進剤による逆噴射で止まる方式をとる必要がある。

特殊な物質を多く使うG4器官の製造には皇帝アイギス100人分の費用が必要であり、大変高価なのでほとんどが国家プロジェクトとして建造される。
現状唯一の自作可能な恒星間航行器官。


内燃機関 Internal Combustion Engine

旧時代の遺物に頼らず、パルエの人々が自力で作り上げたエンジン。
発掘に頼らない自給自足できるエンジンの開発は各国で行われており、共和国が最も進んだ技術を持っています。
Strelkaelk3
▲内燃機関、つまりエンジン。いろいろな分野で使われている。
 

★自給自足ができる
浮遊機関や噴進機関は研究が続けられているとはいえ、未だ自らの手で生産する技術を彼らは取得していないし、生体器官の元となるスカイバードもいつでも無尽蔵に適当な個体が手に入るわけではありません。
故に、資源と工場さえあれば自らの手で好きなときに好きなだけ生産できる”エンジン”の開発は各国で当然のように行われました。蒸気機関を最初に発明し内燃機関へ発展した国もあれば、技術ツリーをすっ飛ばして独自に設計した国も存在します。

★慢性的なパワー不足・そして残る機械的不安
内燃機関の開発は連邦勢力を中心にまずまずの発展を見せました。小型のものは乗用車や戦車へ、その大部分はプロペラ推進用の大型エンジンへ転用されています。
大型化によるパワーの向上もうかがうことができますが、それでも機械的信頼性に欠けているのがネックです。カタログ通りのパワーを一定時間出せるかどうかも怪しいし、ちょっとでも無理をさせた時にはいつ壊れるかわからないのです。
それでもなお自力で生産できる強みは大きく、内燃機関無くしては彼らの機械文明の大半が成り立たないでしょう。

★一定の普及はしている でも蒸気機関と張り合う程度
一回に一台のマイカー!とまでは行きませんが、戦車や艦船のエンジンという兵器を始め、機関車や発電機、ポンプなど日常レベルにまで内燃機関がだんだんと進出してきています。
地方や古い工場などではまだまだ蒸気機関が現役で、内燃機関と張り合っています。

★大型エンジンと高出力エンジン
アーキル連邦は大規模な空中艦船運用の実績から、大型低トルクのエンジンの開発に長けている一方、小型の大馬力エンジンはニガテなようです。
メル=パゼル共和国では真逆の現象が起こっており、航空機のノウハウが高いゆえ小型大馬力エンジンに関しては他の追従を許しません。
自由パンノニア共和国はなんかどっちもつかずで微妙なところです。

★帝国は…お察し
機械文明よりもバイオ文明の傾向が強い帝国では、内燃機関はほとんど発達しませんでした。
そもそも浮遊器官はエンジンを増設しなくても動けますし、自走砲を作るのにもただ器官を搭載してしまえばよかったわけです。ポンプなどにも心臓のようなパーツを使えました。
連邦軍のプロペラエンジンを見てカルチャーショックを起こした帝国軍もあわてて開発に取り掛かります。最近自国に編入した南パンノニアからエンジン加工技術を吸収していますが、そのエンジン技術は帝国がパンノニア王国を強襲した時からほぼ進展していません。

 


蓄電機関 Electric Power (Engine)

発電機やモーターをつかったエンジン。
小型化や柔軟な操作が可能ですが、得られるパワーが少ないので機関としてはまず用いられていません。

★もっぱら艦内発電機関連の技術が中心
連邦軍の艦船では浮遊機関が万が一ストップしてしまった時の備えて、再始動用の外部刺激として発電機を積んでいるものがあります。回路をつなげば後部プロペラもゆ~~~っくり動かせますが、ほぼ意味がありません。
というわけで蓄電機関、エンジンとしては用いられていません。内燃機関のほうが楽に大量に作れ、パワーもあるからです。

★帝国は意外にも蓄電関連技術をリード
スカイバードの神経をハックして思うように動かすには微弱で繊細な電気信号を操る必要がある。帝国はバイオ技術の発達とともに電気技術も会得していった。
緊急時に器官を即死させるための大出力スパークの電力を蓄えるバッテリーも存在する。メカに弱いのに電気に強いなんてかわいいね。


ドブルジャガス Dobrjha-Gas

水素やヘリウムのような軽くて物を浮かすことの出来る性質を持った可燃性ガス。
アナンサラド王国でしかまとまった量を採掘できない戦略資源。

 


あああ

あああ
 

国家 発展度合
帝国 ★★★★★
連邦 ★★★★★
共和国 ★★★★★
王国 ★★★★★
自パ ★★★★★
南パ ★★★★★
諸島 ★★★★★
アナ王 ★★★★★
皇国 ★★★★★
ネネツ ★★★★★

あああ


あああ

あああ
 

国家 発展度合
帝国 ★★★★★
連邦 ★★★★★
共和国 ★★★★★
王国 ★★★★★
自パ ★★★★★
南パ ★★★★★
諸島 ★★★★★
アナ王 ★★★★★
皇国 ★★★★★
ネネツ ★★★★★

あああ


 

最終更新:2022年09月05日 21:13